- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101334059
作品紹介・あらすじ
何かひとつ自分だけの才能を見つけようとあらゆる事に努力し挑戦したトット。クラシック・バレー、犬の調教、オペラの演出、九官鳥の言葉の先生etc.そして、音楽学校を卒業したトットはNHKのテレビ女優でデビュー。ある日突然、予想もしない悲しいことに気がついた=欠落人間だ。しかし、トットの発想にはそれなりの訳がある。いま、噂の魅惑の欠落ぶりを自ら正しく伝えます。
感想・レビュー・書評
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現代だと「やらかし」のようなものを欠落とし、エピソードをまとめたもの。自虐的にもなり過ぎず、終始チャーミングなテンションで読めるのは御本人のお人柄と文章力の賜物か。手元に置いておきたい一冊。私も自分の欠落を愛して生きていこうと思った。
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富士山のエピソードが大好き!
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不思議な人だ
自分も含め今はモノを知りすぎてるのかも -
徹子さんは本当に面白い。恥ずかしい思いや危険な思いをしながらも、何か徹子さんからは芯のとおった、ゆるぎないものが感じられる。それが羨ましく憧れる。
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黒柳さんがADHDないしLDを直接公言しているわけではないという前提ありきでの感想。特性を強みにしていけるような本人たちの頑張りはよくみているけれど、それを受け入れる社会の変化はまだまだだし、それが強く強く望まれることだなあ、と。
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最近NHKでトットてれびの番宣をよくしているので、前々から気になっていた「トットの欠落帳」読んでみました。嫁さんの知り合いにトットちゃんの書いた印刷物を集めてるという人がいるのですが、文章の魅せ方がうまいなと思いました。最初の数話で、『これは電車の中で読んだら吹き出した時にやばいかも』という予想があたって、今時めずらしく本を読んでセキしてごまかしたりの連続でした。全部面白いのですが、特に、「マイクロフォン」、「金沢産のバナナ」、「白昼夢」、「お祝いのご挨拶」がお気に入りです。
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黒柳徹子の失敗談をまとめたエッセイ。
なんせ母の胎内に『反省』という言葉を忘れてきた、と言われるほどなので逸話は数多い。
著者の目を通して見る世界はこんな風なのかと仮想体験してるようでたのしい。
そして、すごい人というのはやはりいつも自分から何事かを巻き起こしているからすごい人生になるのだと、凡人の目線で思う。 -
「黒柳さんは永遠の少女」を再確認した一冊だった。
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所持/なんて愛らしい人なんだ!!その欠落(と自分で呼んじゃうのもかわいい)ゆえの数々のエピソードにほっこりしたり、クスッとしたり、たまに切なくなったり。テレビを観てるだけじゃわからないトットちゃんの側面が垣間見えて、うれしくなる一冊でした。挿絵も素敵。