たまゆら (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2013年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101340326

たまゆら (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ファンタジーはあまり好きではないのに、あさのあつこさんの小説だとすんなり読んでしまえる不思議。ほとんどが現実社会をベースにしているからか。過去と今が繋がる、人間の生業は人と人を繋げ、生きている間の出来事は全部つながる。それと自然(ここでは山)が繋がる。奥が深い話。

  • 「BOOK」データベースより
    「離さない。絶対に離さない。もう二度と、行かせたりしない」ここから人の世が尽き、山が始まる。そんな境界の家に暮らす老夫婦の元へ、一人の娘が辿り着いた。山に消えた少年を追っていると言う。しかし山はそう簡単には、人を受け入れない。人でなくていいのなら、越えてしまえ―。狂おしいほどの想いにとらわれ、呼ばれるように山へ入った人々の赦しと救いを描く慟哭の物語。

    バッテリーのような青春物では無いなかなか珍しいあさのあつこです。ファンタジーです。

  • 重い。
    そして、最後があっけない。
    つか、生きとらんやろー!とせいだいにつっこんだわ。

  • 途中までは先が気になってどんどん読み進んだけど、最後が…好みの問題かなあ。急にお伽噺に切り替わってしまったような、唐突な印象を受けました。個人的にはリアリティを残したまま終わらせてもらいたかったな。。

  • たまゆら、刹那に思う。胸の奥があたたかくて、首筋がさむい。ただ、惚ける。

  • 人はここまで人を愛せるのか。

  • 面白かった。
    読み初めて数行で世界観に引き込まれる。
    静かで、情熱的で、怖い恋愛小説。
    時代ものか、幻想的な世界なのかと最初はおもったが、現代の物語だった。
    この物語をよく現代に帰結させたなあと思う。

  • ラストの話の広がり方があさのさんらしかった
    文体のくどさに慣れたら勢いに乗れると思う 黙読よりも朗読向きっぽい

  • 日名子のゆったりとした語り口に添って、発せられる一言一言に真剣に耳を傾けた。山という異界で交錯する二つの愛を見つめた物語。島清恋愛文学賞受賞作品。なんという恋愛小説だろう。心を震わせる名作。

  • 久々にあさのあつこを読んだ。

    真帆子の激情が、日名子の過去が、重くて苦しかった。それほどまでに「この人が欲しい」と感じた経験は私にはない。

    話の終わり方はあっけなかった。空白の期間に何があったのか知りたかった。

  • あさのあつこさん独特の、読んでいてぬらぬら、ざわざわする感覚を久しぶりに味わった。心情描写が生々しくて、鮮やかで、痛々しく感じた。

  • 島清恋愛文学賞受賞作品。あさのあつこさんと言えば、今まで児童書作家のイメージしかなかった。
    最近、恋愛小説も書かれるのだな。と思っていたけれど、この作品はいろんな意味で深い。愛する人と死をわかつまで一緒にいるという覚悟を、真綿で首を絞められるよう問われる気分。深く熱い熱量がじわじわとくる感じ。あさのさんの懐の深さを感じました。

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たまゆら (新潮文庫)の作品紹介

人の世と山との境界に、夫の伊久男とひっそり暮らす老女、日名子。雪の朝、その家を十八歳の真帆子が訪れた。愛する少年が、人を殺めて山に消えたのだという。彼を捜す真帆子に付き添い、老夫婦は恐ろしい山に分け入ることに。日名子もまた、爛れるほどの愛が引き起こしたある罪を、そこに隠していたのだ――。山という異界で交錯する二つの愛を見つめた物語。島清恋愛文学賞受賞。

たまゆら (新潮文庫)はこんな本です

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