- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101368313
感想・レビュー・書評
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プリック病という言葉をこの本で初めて知った
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除菌とか、消臭とか、洗浄とか、漂白とか。
たぶん日本人は綺麗になりすぎて存在がなくなっちまうんではないだろうか? -
「パラサイトの教え」4
著者 藤田紘一郎
出版 新潮社
p79より引用
“しかし実際には、比較するものが多ければ多いほど判断は鈍り、
交錯する情報に混乱するばかりなのだ。”
寄生虫博士と呼ばれる著者による、日本に起きている問題とそ
れが起こらない世界と生き方について書かれた一冊。他社より刊
行された「寄生虫博士のプーラン・プーラン」改題版。
日本人のおかしな所から自然との付き合い方まで、優しくて楽
しい文章で綴られています。
上記の引用は、著者の研究室の大学院生達の情報過多とそれに
よる研究のまとまらなさについての一文。
少し前に読んだ「心に夢のタマゴを持とう」にあったように、自
分の中に二つか三つの夢や目標のタマゴがあれば、このようには
ならないのかもしれません。私が言えるような事ではありません
が、研究したいことも決まっていないのに、大学院まで進学でき
るものなのかと疑問に思います。
自然との付き合い方や上手く付き合っている人たちのことが紹
介されていますが、何事も急に変化を求めると無理が生じるでし
ょうから、今よりも少しだけ自然に寄り添って生きられるように
なれたらいいなと思います。
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