金平糖の味 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.68
  • (5)
  • (14)
  • (14)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 153
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101379111

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「うちのおやじは金平糖のおやじ、甘いなかから角が出る」

    付箋ペタペタ。(そこがうつくしくなくて申し訳ない)
    骨董にまつわる話は私にはまだ時期尚早であるため、主に「幸福について」「ある風景」の章にペタペタ。

  • 自分の考えを忌憚なく書ききっているように潔く読んでいて気持ちがよかった。日本人とはを考えさせられた。

  • 白洲正子の『金平糖の味』を読んでる。樺山資紀を祖父に持ち、夫次郎をはじめとして多くの歴史の立役者を直截に知る彼女の随筆の中で、これが一番重い気がする。近衛文麿が服毒自殺したときの感慨はとても生々しい。
    現都知事が「石原の慎ちゃん」とか語られちゃうあたりが歴史。

  • 特に冒頭の「幸福について」というエッセイに衝撃をうけました。
    これほどの内容を、このような形にまとめて書くまでに、著者はどれほどの自問自答を重ねてきたのだろうか。
    あまりにも本当のことが書かれていてドキリとさせられるが、読後感は清々しい。

全15件中 11 - 15件を表示

著者プロフィール

1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。

「2018年 『たしなみについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白洲正子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×