オーケストラ楽器別人間学 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101391311

感想・レビュー・書評

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  • オーボエやってたんですが、これ読んで当たってるなおもった

  • オーケストラやってる人なら誰もがうすうす感じているようなことが、筆者の独断と偏見をたっぷり含みつつずばずばと書かれていておもしろい。おもしろいのだけれど、ちょっと長すぎる。

  •  まぁ、実際の人間性は別として、ずいぶんと筆の立つ人です。 本作をきっかけに、著者の作品だいたい読みました。 書名失念しましたが、音楽家の音楽に対する思いの一端が垣間見えて、思わず落涙しそうになった,などという作品もあります。 まぁ、基本的に、音楽家は、こはれて、おりますけどね。

  • この本は楽器経験者じゃないとさほど面白くない本かと思われます。
    オーケストラや吹奏楽経験者には結構お勧め!
    身近な奏者を思い描きながら読むと「あー、当たってるかも!」と思えたり思えなかったり(笑)

    私の吹いてる楽器はほとんど登場しないのでちょっとがっかり…
    オケ編成では使われないから当たり前といえば当たりまえなんだけど。

    ちなみにいちばん合う楽器はクラリネットと出ました。

  • オケと吹奏楽とではやっぱり違いが出るのかなと思いつつ、トロンボーンの項目だけは妙に納得してしまう。オーボエの項目では他の楽器よりも愛が感じられた(笑)

  • オーケストラという興味深い、しかし敷居高く複雑怪奇なものについていくばくかでも知れたら、と購入。
    だが親しみやすい判型や装丁とはうらはら、「オーケストラの秘密」とはやや趣異なり、こちらは予備知識のある人向け。
    自分で楽器をやっている人だとか、でなくても「のだめカンタービレ」にハマった人だとかは、腹抱えて笑えるんじゃないかと思う。そうでない私ですら、なかなか楽しめたのだから。
    「フルート上品、オーボエ神経質、トロンボーン酒飲み」 この一節が本書の(オーケストラの、ではない)すべてを物語る。
    本書をもっと楽しめるくらい、オーケストラに近しくなりたい、と抱負を抱いた。

    ただ一点勝手な注文をつけるなら、一人称「おれ」はどうかと。
    察するに著者はツツイストらしいのでそのためかな、とは思ったのだが、「イメージと実像の落差」を楽しむ余地とてないド素人にはやや違和感も残った。

    2010/9/4読了

  • ちょうどこの頃、サックスの人と一緒に演奏してて、ぴったりだなって思った笑
    いやいや・・・って思うところもあったけど、軽く読んだら面白い!

  • 0806

    楽器診断フルートじゃなかった…。
    地味にショック。惜しいとこまでいっとったのに。
    トロンボーンの性格になんか納得。

  • オーケストラでは様々な楽器の強烈な個性と音色が響き合う。
    それを奏でる「人」だって、個性は強烈。

    でも、同じ楽器を演奏する人は、その楽器の性質に
    マッチする独特の性格を持っている、という意味で
    共通点がたくさん。

    と、いう、楽器別に、音楽家の性格、行動パターンを
    読み解く本。

    面白かった恋愛行動編で言うと、
    オーボエ奏者は一目惚れが激しく、
    フォアゴット奏者は奥手、
    女性フルート奏者は誘われると考えるけど、結局、行く、けど、
    女性サクソフォン奏者は一回目の誘いでは行かない、
    等々。

    オケ中はあんな真面目な顔をして荘厳な音を奏でる彼らが、
    愛すべき親しみ深い人たちに見えてくる。

    のだめファン、オケファンはもちろん、「人」に関心が
    ある人にもオススメ。

  • 吹奏楽部にいた頃、本屋で見つけて衝動買いしたもの。あまり楽器のことはわからなかったけど、それでも腹を抱えて笑った覚え。
    吹奏楽でも、やっぱり個性によってみんな選ぶ楽器は違いました。ちなみに私はテューバでした。すぐ辞めたけど…

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著者プロフィール

シュトゥットガルト・ フィルを経て、1990年から2019年までNHK交響楽団首席オーボエ奏者を務め、世界的指揮者と共演を重ねた。1996年から指揮活動に入り、解説コンサートや「のだめ音楽会」などを全国展開。群響、仙台フィル、東フィル、名フィル、九響など全国の団体を指揮。50歳にして東京音大の指揮科に再入学。現在同学助教。指揮を故・岩城宏之、外山雄三、広上淳一の各氏に師事。『オーケストラ楽器別人間学』など多数の著書がある。

「2020年 『交響録 N響で出会った名指揮者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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