- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101396255
感想・レビュー・書評
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柴田よしきさんの本を
久しぶりに飲みました。
麻生龍太郎の若かりし頃のお話
聖なる黒夜を
もう一度読み返したい…
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若き麻生と及川でいっぱいいっぱい。麻生は、及川の望む恋愛関係を否定しても「傍にいる」って図太いことができないんだろうな。考え方が繊細なのか。「私立探偵~」を読んだら見解180度変わるかもしれない?
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犬絡みの事件が多かったな~。麻生、優秀ですね、若いのに。
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25歳、若かりし麻生龍太郎…されど麻生…。あとがきにやはり麻生は「優柔不断」って書かれていたが、私には全くそうは思えない。仕事では正しいものを突き止めるまではてこでも動かない頑固な半面、私生活での人間関係においては「境界線」を決して越えない、動かない、と評せられていたが、それのどこが悪い、と、私は根っからの麻生びいきだ。望む・望まないとに関わらず、仕事でも優柔不断、プライベートでもいい加減な人間も多いと言うのに…仕事ではこうなのに、何故私生活はこうなんだ、と言う言い分はおかしい。仕事とプライベートが全く合致する方が不思議だし、人間的と言えるだろうか。仕事は責任感を持って報酬に値する結果を出してこそだ。私生活くらいは「個人の特徴」を出して何が悪い(笑)。麻生の魅力は、まさにここにあると思う。動かないのは駄目だろうか。動かない、と言うのが麻生の選択であり、動くのが人間的に正しい、と言う理屈は変だ。動かない麻生だからこそ、惹かれて止まない人間が後を絶たないのだ。
及川との色っぽい雰囲気は、もう他に読めないのかなぁ。純粋に、麻生と及川の大学時代の関係性が読みたいなぁ。 -
あの『聖なる黒夜』につながっていく前の麻生龍太郎の若かりし頃の話。一見なんてことないように見える事件の後ろに隠されいる大きな秘密を龍太郎が明らかにしていく。龍太郎と及川の二人の関係にも触れられているので、あの『聖なる黒夜』のストーリーや山内練のことを思い出して、もう一度あの本をはじめから読んでみたくなった。『私立探偵~』の方も早く読みたい。
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まだ20代の新米刑事 麻生龍太郎の物語。
一見事件とは思えないような日常の出来事が、麻生さんの直感と洞察力で事件性が暴かれていく。
まだ20代なのに‥‥穏やかで思慮深くて、ちょっと小心者の麻生さん、大好きです。 -
『聖なる黒夜』『私立探偵・麻生龍太郎』のずっと前、
新米所轄刑事だった頃の麻生龍太郎のエピソード。
捜査一課の扱う事件の中でも、はっきりと殺人事件と断定できない“謎”のような事件を、独特な推理と糸口で解決していく短編集。
・静かな住宅街で起こった植木鉢の破壊事件「大根の花」
・縊死体と、見つからないロープの上部分「赤い鉛筆」
・口を閉ざしたホームレスの女「割れる爪」
・突然死した母親と、消えたおまる「雪うさぎ」
・犬が咥えて帰ってきた人間の手首「大きい靴」
ミステリー小説としても充分に楽しめるけれど、当時(から現代にも当てはまることだけど)、同性愛や女性差別、シングルマザー、ペットの飼い方、麻薬所持など、社会問題について訴えかけるような内容で、色々と考えさせられる。
警察ができることは何か?自分は警察に向いているのか?
麻生龍太郎自身の自問は、これから先も永遠の問いになるくらい、何が正しいことか判断がつかないほど難しい。それでも、目の前に困っている人や不可解な事件があればすぐさま捜査に向かう使命が、彼には必然と付きまとっているような気がする。
けれど、学生時代からの付き合いがある及川との関係がなかなか割り切れなかったり、そもそも自分がゲイかバイかも曖昧。やりたいこともはっきりと明確に定まっていない、そんなもどかしさが今も続いていて、関連のある他2作品にも繋がるのだけれど、そこでもまた、もやもやと悩み出して、結局解決することから逃げようとしてしまうのは、彼の唯一の欠点かなぁ…。 -
BLはあまり好きではないけど。
『聖なる黒夜』を読んだ流れで、RIKOシリーズを潰してみようかと。 -
借りてきて読み始めたら依然読んだ本だったので、リストに入れるためにメモとして残す。