写楽百面相 (新潮文庫 あ 23-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101445076

感想・レビュー・書評

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  • この評価は単に面白くなかったという訳ではない。あくまで自分の好みと合わなかったまでの事である。
    というのも余りにも本格的過ぎて、出てくる名詞が十分理解できなかったことが大きい。
    また物語の焦点となる写楽への言及がなかなか始まらなかったこともやきもきさせられた。
    ともあれ、写楽を通じて江戸風俗を蘇らせる事も作者の意図する所であるだろうし、作者の趣味をそこここに万遍無く導入させたかったのであろう。
    しかし、この作品をああいった形で結ぶのは素晴らしい。

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著者プロフィール

泡坂妻夫(あわさか つまお)
1933~2009年。小説家・奇術師。代表作に「亜愛一郎シリーズ」など。『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞。『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞。『蔭桔梗』で第103回直木賞。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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