- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101461359
作品紹介・あらすじ
誰もがみんな、心に願いを秘めている。空を飛んでみたくて、妖になりたいという変わり者。お菓子を作りたいがため、人になりたがる神様。弟を思うがゆえ、猫に転生した兄。そして、どうしても子を育てる親になりたい女─。それぞれの切実な「なりたい」を叶えるために起きた騒動と、巻き込まれた若だんなの本当の望みは? 願いをめぐる五つの物語がつまった「しゃばけ」シリーズ第14弾。
感想・レビュー・書評
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毎回書いている気がするけれど、とにかく可愛い。今回の「なりたい」はほんわかの中にも人間の持つ自分にないものへの欲求がいっぱいでした。でも、求めるものたちが正直で一生懸命なところがとても応援してあげたくなる。
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人だからこそ、人でないものになりたい。
人ではないから、人になりたい。
あれになりたい、これになりたい。
かと思えば、何になりたいか決められない・・・とか、出だしからヒヤヒヤしながら、楽しく、かつ、自分ももう一度目指して頑張ってみようかな、と考えてしまう勇気や元気をもらえるお話たちでした。 -
若だんな…段々頼もしくなってきました。そして兄やをはじめとした妖たちとの楽しい掛け合い。読んでいて空想が広がります。どんな立場でも、憧れる存在があるんですね。私は鳴家になりたい~。
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若だんな、妖達に手伝ってもらっての商品開発ですね。
寝付くほど体が弱くても薬種問屋の跡取りとして働いていけそうな道を発見できてちょっと安心しました。
それにしても、心優しい若だんなにつけ込んで?空を飛びたいだの転生後になりたい仕事を探せだの他人や幽霊から無理難題や厄介事ばかりふりかかる。
道理のわからぬ妖より、己の欲や勝手を押し通す人間の方がよっぽど手に負えない。
そんな事件を解決した後に若だんなのなりたいものは…。
妖達との絆がより一層深まったようです。 -
4ヶ月間、本を読む気にならなかったので一切触っていなかったけど…読書熱が出てきた時に読みたい!!と思ったのはしゃばけシリーズだった。
このほっこりとした暖かい世界に触れて本ってやっぱり楽しいな!!と思わせてくれるこのシリーズに出会えた事に感謝。
若だんなの幸せと健康を仁吉と佐助と同じくらい願ってる。
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前作のすえずえにつながるお話も含まれた、皆がいろんなものになりたがる一冊。若旦那と天狗の件はとんでもなく、若旦那はとばっちりを受けたのでは…。相変わらずほっこりする話ばかりで面白かった。中には少し剣呑な話もあるが…。ただ、すえずえで若旦那の未来の話が出てきたあたりから、何やら終わりが見えかけているような。なんだか終わってほしくないなぁと思いつつ、次巻が出るまで待つとする。
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20200129読了。
若だんなはもちろん、屏風のぞき・金次が大活躍のお話が多かったです。若だんなは、来世何になりたいのか。5つのなりたい話と、若だんなの未来のお話。
今回も面白かったです♪ -
しゃばけシリーズ第14弾の本作は、短編5作とおなじみの構成で、本作は「○○になりたい」というタイトルの話5作でした。どの話も、摩訶不思議な話ですが謎解き要素もふんだんに盛り込まれ、なかなか面白かったですね!
もうシリーズのストックが少なくなってきましたが、次にいきたいと思います!