一生に一度のこの恋にタネも仕掛けもございません。 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801261

作品紹介・あらすじ

一目惚れと失恋で始まる、一生に一度の本気の恋。彼氏いない歴=年齢の三十歳OL・印子が一目惚れしたのは、イケメンマジシャンのユウト。彼に近づきたい印子はなんと仕事を辞めてマジックの世界へ。でも誰かに愛されたことのない臆病な心は暴走し、印子は彼の前から逃げ出してしまう。そしてユウトにも彼女を追えない理由があった。憧れという目隠しを取って本気で人を好きになる、最高の両片想い小説! 『オレンジシルク』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 『オレンジシルク』の改題

  • 最高の両想いという帯を見てしまったので恋愛ものだと思ってましたが、読んでみた感じ恋愛3マジック7くらいの割合な気がしました。なあなあな感じで付き合いはじめ、家政婦状態なのは惚れた弱みなのでしょうか...というか付き合ってたのかな...ユウトからの気持ちが全然伝わらず完全な片想いだと読んでました。最後にはくっつきましたがスッキリはしない感じ。あとはマジックについてインコが学んでいく成長ストーリー的な感じでした。天鈴姐さんのキャラは好きでした。

    20200618

  • 最高の両片想い、ではなかったかな、というのが正直な感想。早々にぬるっとくっつくし、主人公の葛藤はあるものの2人の関係に劇的な波があるわけでもなく、後半はマジックと恋愛の按分が微妙。もう少しどちらかに振り切った方が読後感が良かったのではないか。
    主人公のぐるぐるとしつこいくらいの葛藤は、リアルではあった。

  • イケメンマジシャンのユウトに一目ぼれしたことから冴えない三十路OL・印子の人生が変わる。「オレンジシルク」改題。

    冒頭から主人公が「友達」のキヨミとやらの容姿をボロクソに形容し、おまけに先にキヨミに彼氏ができて現実を受け入れない感じとか、好感が持てないまま読んでました。
    あんまり主人公は応援したくなるキャラクターじゃないけど、まわりのキャラは好感あったなぁ 支店長とか天鈴姐さんとか。
    最高の両片想い小説なんて本の説明には書かれてますが、恋愛ものと思って読むとあんまりすっきりしない感。自分的には。恋愛小説と言うより印子の変わっていく様を描いた物語って感じです。

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著者プロフィール

神田茜(かんだ・あかね)
北海道帯広市生まれ。1985年に講談師の二代目神田山陽門下に入門、95年に真打に昇進。2010年『女子芸人』で第6回新潮エンターテインメント大賞受賞。著書に『フェロモン』『好きなひと』『ふたり』『ぼくの守る星』などがある。

「2014年 『しょっぱい夕陽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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