さよならの言い方なんて知らない。 (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801636

感想・レビュー・書評

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  • 河野さんの世界観は、自分にとっては難解で、すべてを解くのに何回も読まないといけないなという印象でした。階段島シリーズは、途中で挫折してしまいましたが…。

    今回のシリーズは、個人的には階段島と比較すると、とっつきやすい方かなと思いました。領土や生き残りをかけたバトルあり、様々な謎ありでした。最初は主人公と同じように訳がわからないまま、世界観に放り出されていくようでした。が、段々と状況がなんとなくですが掴めていき、すっかり引き込まれる自分がいました。RPGっぽい展開で、ミステリー要素を含みながら、進行していくので、楽しめました。
    色々な謎が散りばめられていて、わからないまま終了はしましたが、ちょっと次も気になってしまいました。

    個人的にこの作品も映像化してほしいなと思いました。どうしても文字だけだと表現しづらい部分もあって、よくわからなかった部分もありました。なんとなくの雰囲気でしたが、頭脳を使っての対決シーンではグッと引き込まれましたので、夢中になって読んでいました。

    おそらく、長期化すると思いますが、最後の完結まで読めればと思います。

  • 異世界に飛ばされて、ポイントやらチームやら領土やらリセットやら完全にゲームの世界。ちょっとついていけない感じになってきたのでこの先は読まなくてもいいかな…。この子達はとても気になるのだけど。

  •  二年前に失踪した友人。
     トーマからの最後のメールには、ようやく生きる意味が見つかりそうなんだよ、とメッセージと写真が添付されていた。
     そしてその二年後。
     高校二年生になった香屋歩、秋穂栞の元に招待状が届く。
     その招待状は、トーマのメールの写真に見せびらかすように映り込んでいたものだった。
     招待状には指定日と指定場所、その二日前に訪れた二人は突然にして架見崎へと送られる。
     ここは終わった世界。
     8月を繰り返し、いくつかに分かれたチームが領土をめぐって殺し合う。
     
     
     階段島終わって、新たに架見崎シリーズが始まりです
    (各巻初版には階段島からの手紙が同封されています)。
     サクラダリセットに似て、限定された世界での能力バトルもの。
     どちらかというと、こちらの方が殺伐としてる。
     ここで、主人公の能力設定が妙で、この世界では使えない能力だということ。

     とりあえず、しばらくシリーズ様子見します。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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