朝比奈うさぎは報・恋・想で推理する (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801766

作品紹介・あらすじ

迅人さんは“やっぱり”うさぎが大好きですね 探偵の迅人は、悩まされ続けている。悪質なストーカー、超絶可愛い女子大生・朝比奈うさぎに。「迅人は私が好き」を証明する時にだけ驚異的な推理力を発揮し“愛のついで”に謎を解く、そんなうさぎに恋のライバルが登場! 迅人の初恋の彼女はなんとNo.1キャバ嬢になっていた。美少女VS.悩殺バディ。恋のから騒ぎが妄想推理を加速する、中毒者続出の新感覚ラブコメ本格ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  •  卯年に兎を…と、広島「うさぎ島」旅行の船で読了。
     事件の謎になんて一欠片の興味も無い探偵のストーカー少女が、主人公が自分に好意があるという証明の通過点で解明してしまうと言う緻密な構造のミステリ。
     よくあるミステリの定石を踏まえて、ちょこっと構造を変えたミステリを更に踏まえた構造を、普通のミステリとして読むと、ミステリの出来損ないに映っちゃうのかしら、酷い感想が多いのが残念。
     高校時代の同級生の美人さんと出会い、その女性絡みの事件が…。
     表紙がかわいすぎて、初心者向けっぽいけど多分目茶苦茶通好み。

  • うさちゃんにライバル登場!? 一話一話が微妙に繋がっていて、長編のようです。(って、長編だったの?) いつものラブラブ謎解きですが、縦糸に迅人のほろ苦い思い出があるんですね。

  • 一作目を読んだ勢いで二作目も読了。

  • 第一話のトリックが一番好き 前作は連作短編集の面目躍如とでもいうべきか、一話一話のメインとしての謎をきっちり解きつつ更にその裏に隠してあった「大きな謎」を説明するというそこそこお手本のような最終話だったのに比べ、今回は若干インパクト不足が否めない……最後に解かれるのが解かれて嬉しい謎ではないというか……意外でも何でもないし割とどうでもいいというか……まあ最終話はおまけエピソードみたいなものだと考えればそこまで気にする事でも無いんだろうが……

  • 新キャラ恋のライバル登場!   
    ストーカーの妄想はとどまることを知らない!   
    ついでに事件を解決!   
    モッチーモテモテだなぁ……。   
    まぁ今回はモッチーも活躍したら許してやるとするか。

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著者プロフィール

1981年埼玉県出身。ワセダミステリクラブ出身。『NO推理、NO探偵?』で「メフィスト」座談会を侃々諤々たる議論の渦に叩き込み、第53回メフィスト賞を受賞し、デビューを果たす。著書に『朝比奈うさぎの謎解き錬愛術』『ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~』『困ったときは再起動しましょう 社内ヘルプデスク・蜜石莉名の事件チケット』がある。

「2023年 『まだ出会っていないあなたへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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