- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101801988
作品紹介・あらすじ
あいつらが堕ちるところ見たくない? 生徒たちの心に深い傷を残した担任殺害事件から数ヶ月。一年D組はなんとか日常を取り戻しつつあった。だが、かつてスクールカースト最上位に君臨し、いじめを首謀した元「女王」は、退学させられながらも、何一つ反省していなかった。クラスに残った小さな禍根を利用され、生徒たちは徐々に引き裂かれていく。そして悪意が最高潮になった時、新たな惨劇が──。衝撃の新章突入。
感想・レビュー・書評
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堀内公太郎さん著の『スクールカースト殺人教室リベンジ』の概要と感想になります。
『スクールカースト殺人同窓会』のレビューで述べた通り、本シリーズを読む順場は同窓会→殺人教室→殺人教室リベンジの流れが良い気がしますが、本作は読者によっては非常に強い不快感を覚えるかもしれません。
担任教師が亡くなった事件を機に1年D組で潜在していた生徒の憎悪が爆発し、それまでの学校生活から激変を遂げた。多くの生徒が退学に追い込まれた数ヶ月後を舞台とする本作は、新たなスクールカーストによる生徒の飛び降り自殺で幕を開ける。何度も屈折を繰り返した事実により怒り狂う生徒たちを前にイソジンちゃんこと、磯神ことりですら事態の収拾に難航する。
感想です。
本作は人間の醜悪さがテーマと思えるほど、読んでいて嫌悪感を抱きました。しかし一方で、人間の内面が表層化した姿をリアルに描いているように感じられるのも堀内公太郎さんの筆力と言えますね。オススメするのは難しい作品ですが、小さなキッカケで人から妬まれ恨まれる怖さを思い知らされた作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゾクッとさむけがした
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唆され計画した最期の犯罪。
誰もが確実な証拠を見つける前に行動している辺り、信頼関係が築ききれていないようだよな。
クラス替えがあったとしても、他のクラスにいた者からすると絶対に関わりたくない人物になるだろうな。 -
前作が面白すぎて、ちょっと物足りないかなって思った。でも、変わらず好き。面白い。
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再び舞台は1-D
“新章”とあるので未だ続くのでしょう。
根本は非常にくだらない所にあります(苦笑)
※あくまで個人的に。
「結局そこかい!!!」とツッコミを入れたくなる衝動。
子供の玩具の取り合いのような……(苦笑)
とにかく登場人物が多く、人によって呼び名も変わるので一覧はあっても混乱。
退学組も大きく関わってきます。
変化している人・していない人に注目ですかね……
底辺も陰湿ですし、全員プライドがありますし、何とも言えない読後感もありました(苦笑)