- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102036136
作品紹介・あらすじ
声を失ったその少年には親友のオウムがいた。彼の代わりのように不思議な数列を連呼するオウムが。少年は九歳。親を失い、祖国を離れ、英国南部の片田舎で司祭の下宿屋に引き取られている。彼が巻き込まれた奇禍とは殺人事件とオウムの失踪。養蜂家の老人に司祭一家のドラ息子、謎の下宿人-。オウムはどこに?そして犯人は?ピューリッツァー賞作家による正統派ホームズもの。
感想・レビュー・書評
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キレがない
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★は、3.5
コナン・ドイル以外の作家によるシャーロック・ホームズ物と言うのは、数多ありますが、まぁまぁ良く書けているものもあれば、荒唐無稽なものもあり、玉石混交です。そう言う中、この作品は、比較的“まとも”な方じゃないでしょうか。
とはいうものの、作品中にシャーロック・ホームズの名前は出てきません。単に「老人」としか表記されません。しかも、かなりの年齢になってきてしまっているので、加齢による様々な肉体的な変化(劣化)も起きていて、嘗ての様な、大活躍と言う訳には行かない様です。とはいえ、昔取った杵柄、と言うか、彼の本能は、まだ生きていました。
これが、ホントにホントの最後なんでしょうね? -
パスティーシュ好きなんです。
ホームズとは書かず、匂わすだけ。
でもホームズと分かる!!
ワトソンは…居ない。
そしてなにより、最後の数字の謎がわからなかったorz,
誰か教えてください。 -
シャーロックホームズが老人として登場する物語らしい。リーヌス少年とオウムが謎だし、あまりパッとしない。
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戦争という大きな犯罪。
ホームズという名前は出てこないで老人とだけ称されている。 -
読み返し。
白々した白昼夢みたいな、素晴らしい雰囲気。
これまで読んだパスティーシュの中で、一番気に入っています。 -
【本の内容】
声を失ったその少年には親友のオウムがいた。
彼の代わりのように不思議な数列を連呼するオウムが。
少年は九歳。
親を失い、祖国を離れ、英国南部の片田舎で司祭の下宿屋に引き取られている。
彼が巻き込まれた奇禍とは殺人事件とオウムの失踪。
養蜂家の老人に司祭一家のドラ息子、謎の下宿人―。
オウムはどこに?
そして犯人は?
ピューリッツァー賞作家による正統派ホームズもの。
[ 目次 ]
[ POP ]
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の3賞を制した『ユダヤ警官同盟』の著者が描く、ホームズ最後の事件。
司祭館の下宿人が殺され、言葉を失ったユダヤ人少年の親友であるオウムも消えた。
かつて名探偵として知られた老人が事件の謎を追う。
ラスト2ページで明かされる、世界の本質とは?
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
にやっとしてしまうシーンが散りばめられていて、パスティーシュ作品を理解できたのがうれしかったです。それだけでも古典は読んでおくべきだと思いました。
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晩年のホームズを楽しめる作品だが,妙な言い回しが多いのが気になったのと内容はあまり面白くなかった.
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パスティーシュというらしい。パロディではなく、真面目なホームズものだ。
89歳のホームズは痛々しいけれども、頭脳は明晰。言葉遊び色が濃いので、中身はあまり面白くないけれども、久しぶりにホームズと会えた爽快感がそれを上回る。
短い(薄い)本だから、すぐに読了。他の作品も読んでみたい。例えば、トリプルクラウンの「ユダヤ警察同盟」等。