暗殺-究極の否定 (新潮文庫 マ 20-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (628ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102061114

作品紹介・あらすじ

優秀なCIA情報部員だったデッカーは、非人間的な生活に疲れ、美しい街サンタフェで新しい人生を始めた。そして美貌の未亡人ベスと恋に落ちる。だが彼が昔の仕事仲間の尾行に気付いて間もなく、ベスの家が爆破された。しかも彼女の身を案じて狂乱寸前のデッカーは、彼女が爆発直前に男と車で去ったらしいと知らされる…。謎と謎が錯綜するノンストップ・アクション・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • あの『ランボー』を彷彿とさせるようなスパイ・アクション冒険小説。古本屋で、だいぶ前に購入し、積んでおいた本。余り期待せずに読んだのだが、思わぬ掘り出し物だった。

    CIA情報部員のデッカーは、CIA幹部の馬鹿息子・マクトリックの暴走により、作戦に失敗する。しかし、CIAはマクトリックを擁護し、嫌気が差したデッカーはCIAを辞めた。サンタフェに移住したデッカーは美貌の未亡人ベスと知り合うが、予期せぬ事件に巻き込まれる…

    読み進むうちに事件の背景が見えて来るのだが、次々とデッカーに襲いかかる危機とそれを回避するデッカーのタフネスぶりが、『ランボー』を彷彿とさせる。最近、こういうアクション冒険小説が少なくなったな。

    『究極の否定』とは、CIAに於ける暗殺の隠語らしい。

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