欲望という名の電車 (新潮文庫 ウ 5-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102109014

感想・レビュー・書評

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    ── ウィリアムズ/田島 博&山下 修・訳《欲望という名の電車
    19560830-19780415 新潮文庫》P20
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4102109013
     
    ……「欲望」という名の電車に乗って、それから「墓場」と書いた電車
    に乗り換えて、そして、六つ目のかどで降りるように、おそわったんで
    すけど──「極楽」で、降りるようにって!(略)ここが「極楽」さ。
     
     ビデオを観ながら、つぎのように(誤って要約して)書きとめた。
     欲望という名の電車 ~ 墓場駅で乗換え、極楽駅で降りる ~
    …… 良書の要約というものはすべて愚劣なものだ(モンテーニュ)。
     
    ── エリア・カザン・監督《欲望という名の電車 20061214 ファーストトレーディング》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000LXINRI [DVD] FRT-140
     
    ── 《A Streetcar Named Desire 19510918 America 19520522 Japan》
    <PRE>
     Kazan, Elias    19090907 Ottoman America 20030928 94 /
     Williams, Tennessee 19110326 America     19830225 61 /窒息死/籍=,Thomas Lanier
    ♀Leigh, Vivien    19131105 India  England 19670708 53 /19670707
     Brando, Marlon   19240403 America     20040701 80 /
    </PRE>
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%CC%BE%A4%CE%C5%C5%BC%D6
     
     こんなに古い映画をタダで観られたら、新しい映画に金を払う観客が
    少なくなるのは当然だ。大島 渚や北野 武は、この作品を観たあとに、
    なぜ自分でも映画を作れると思いついたのか?
     
    …… 私はどんどん物を書きまくった。書いた物を売って暮らすという
    望みがあったわけではなく、そうするより外には、私のうちにあって表
    現しなければどうにも納まらないような気持のはけ口が、見当らなかっ
    たからである。どれほど暮し難くても、自ら経験し、また見聞きしてみ
    て、人生が、その底知れぬ魅力を失ったと思ったことは、一瞬の間とい
    えども、私にはなかった(P202)。
     
     バルサンとかの燻煙で、数時間家を空けることになり、行きつけの
    クリニックを経由して、夫婦で(何年ぶりかで)市立図書館へ行く。
     とくに用はなかったが、ふと思いついて受付でリクエストしてみた。
     
     エリア・カザンの映画を観たいというと、その司書は知らなかった。
     パソコンで入力しても出てこないという。そこで念のためメモ用紙に
    エンピツで「エリア・カザン」と書いて再入力すると、ようやく出た。
     
     中学以来、の司書の職業に敬意を抱いてきたが、アメリカ映画を代表
    する監督の名を知らないことに驚く。ビート たけしを知っていても。
     ヴィヴィアン・リーは、劇場で九カ月間326回も演じた後の力演だ。
     
    (20161014 16:30-18:30 at 市立中央図書館 20161020 古本到着)
     
    (20160703)
     

  • ニューオーリンズ、アメリカなどを舞台とした作品です。

  • マッチョな雰囲気が辛いけれども、んー、ブランチがいまいち好きになれんのだなぁ。

  • 生と性の生々しさ。
    DV・SA男よりも、最後に気が狂った姉を病院に預けて帰る妹を「どことなく心地のよさそうな」と評する筆致の鋭さ。

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著者プロフィール

1911-1983。アメリカ合衆国ミシシッピ州生まれの劇作家。約60の戯曲と2冊の詩集を出版している。1944年に『ガラスの動物園』がブロードウェイで大成功を収め、1948年には『欲望という名の電車』で、1955年には『熱いトタン屋根の猫』でピューリツァー賞を受賞している。

「2019年 『西洋能 男が死ぬ日 他2篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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