オリエント急行殺人事件 (新潮文庫 ク 3-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102135051

感想・レビュー・書評

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  • 再々々読。
    わかっているけれど面白い。
    出来れば何にもわからなかったあの日の戻ってピュアな気持ちで読み直したい。

  • トルコから急ぎロンドンに戻ることとなったポワロ
    雪で止まったオリエント急行内で起きた殺人事件。
    事情聴取を試みるほど謎は深まるばかり…

    ポワロ自身が評した「寄木細工のような」という表現、
    事件の仕組まれ方を見事言い表していました。


    ポワロが起きたことを時系列にまとめたり、疑問を列挙したりする部分にも注目。
    あと紙がぱりっとしてたのが、なぜか印象に残っています。なぜだろ。

    メモ:
    ポワロが見抜き不思議な言動で切り拓いて行く
    警察と違って「なにもかも理知に依る仕事です」(208)
    嘘(295) イギリス人(304)

  • 初めて読んだポワロシリーズ。
    前情報なくまっさらな気持ちで読む機会に恵まれて良かった!
    電車旅の雰囲気も楽しく、伏線も展開も文句無しに面白かったけど、まだまだ他の作品に期待したくての星4。

    ○ポワロと博士とブック氏が推理会話するところ、可愛い。
    ○終わりのキレの良い締め方がとても粋。
    ○真実を知るとお騒がせ夫人があんなに娘の話してたのが、見え方が変わって本当にやるせない。事件さえ無ければ皆さん屋敷で団欒してる未来もあったろうに…

  • 推理小説という枠組みからは飛び得ないが、古典と呼ぶにふさわしい作品だった。展開はとてもシンプルだがそれ故無駄がなくとても読みやすかった。また犯人や物語の締め方もかなり面白くてかなり好きな小説になった。

  • 昭和35年に発行され、自分の手元にあるのは平成3年発行の46版。
    この本を見つけてから30年近くかかり、やっと読むことができた。
    ポアロ、魅力的な名探偵。
    そして、派手さはないが丁寧な推理小説だった。
    そして、あのドラマ版はなんてよくこの空気を再現しているのだろうと、改めて感じ入る。

  • 初めてのクリスティ作品。
    読みやすくて、サクサクと楽しめる作品でした。
    内容も血なまぐささがなかったので、好みでした。

  • 野村萬斎のドラマ見て原作が気になったので。

    ドラマを見てたからかABCよりサクサク読めました。
    じゃなかったら途中で諦めてたかも?

  • 名探偵エルキュール・ポアロの推理にのめりこんでしまう。

  • 前々から知っていて、読みたいと思っていた本。ドラマをきっかけに、読む。あらすじは知っているはずなのに、犯人も知っているはずなのに、どんどん読めてしまう。最後のポワロの言葉が、おしゃれすぎて、カッコよすぎて、感動的だった。

  • 斬新(時代を加味すると一層)であるし、探偵物の楽しさも相まっている名作だと思う。
    ただしご都合主義ではないだろうか…?という点がどうしても少し気になってしまった。
    発想の目新しさの方が勝ってはいると思うが。

著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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