ダンテ・クラブ 上巻 (新潮文庫 ハ 51-1)

  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102163511

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 挫折

  • ダンテの「神曲」が初めて英訳された史実と関係者を題材に、 「神曲」になぞらえた殺人が起こるというストーリー。
    ダンテ・クラブの面々が英訳を推敲し合うというくだりが頻出するので、「神曲」の解釈が多分に述べられており、「神曲」を読んでみたいなぁという気分にさせられました。

    ところで、海外物と国内物の性格の違いなのかもしれませんが、ある程度の段階ですべての条件が出揃い、読者も考えれば犯人にたどり着ける可能性がある国内物とは違い、海外物は一貫して探偵が犯人にたどり着くまでのストーリーを追い読み進めていくことを促すものが多いように思います。
    本作もそのような作品ですね。

  • 評価は読了後だが、これはやばい、、、
    ダンテをはじめとした当方の教養の無さを120%差し引いても全く面白くない。
    加えて訳文も旧態依然で文章のノリが極めて悪い。
    何でこの本を手にしたんだろうか?
    とりあえず下巻に進みます、、、

  •  正直、2/3くらいまで読むのしんどかった。
     君たちだれよ! いやもう日常はいいから事件始まれよ!というような。
     しかしながら残りの1/3からの勢いはすごい。
     下巻もこの調子で引っ張って行ってくれるのか。期待するしか。

  • 前半でだれた

  • ものすごく読者に不親切な本!!
    こんなに苛々しながら読んだの久しぶりです。
    まず、人物が半端なく多い。(歴史上の人物を使っているので、調べたことを全部盛り込みたいらしい。特に必要の無い人名まで必要過多に書き込み、本当にウザイ。英米の詩人、小説家の(ポーとかは序の口で英米文学やった私でも聞いたことも無いのがほとんど)名前は頻繁に出てくる。紙面の2割が誰かの名前のカタカナで埋められていて非常に読みにくい。
    次に、キャラクターが薄い。出てくる主要メンバー4人のうち3人が教授で、ほかにもハーバードの教授が色々出てくるのに大概高慢ちきで自分の名声を信じてる。どれが誰なのやらわからなくなる。

    そして、最大の難点は構成。
    話がだらだらだらだら本当に散漫的。事件が起こってから、主人公たち4人が事件に気づき、解決に乗り出すのが上巻の半部以上読み進めたころ。それまで事件と関係なく、事件が起こるでもなく、謎が提示されるでもなく、謎が解けるわけでもなく、ただ、主人公たちの上をふらふらして本当に読み進めるのが苦痛。

    いつも思うけど、なぜ、詩句から引用しなければ喋れないのか?鼻持ちならねー

  • 11月6日購入。

  • 歴史ミステリー好きなので、読み応え十分でした。いわゆる探偵的な役回りをする4人がおじさんな上に皆そろって学者肌の人たちなんですが、安楽椅子探偵に収まらず足で情報を集める様が良いです。猟奇殺人なのが気にならない位、話の筋立てがしっかりしているのも良いです。

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