クラウド・テロリスト(上) (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102165669

作品紹介・あらすじ

米国 NSA の局員アーヴァインは暗号解読の専門家。中東のテロリストを炙り出すためのプロジェクト「サイバー・シェパード」を立ち上げた。その矢先に世界各地で同時多発テロが発生するが、被害は最小限に止まる。その立役者は英国 M I 5 の諜報員サリーだった。次なるテロを阻むべく手を組んだ二人は、逃亡したテロリストの首魁アスワミーの行方を追ってサイバー空間を渉猟していくが……。

感想・レビュー・書評

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  • 最新の小説だが、本当に「最新」に近い最近の情勢を背景にした物語で、なかなかに興味深い。何がどうなるのか、気になって耐え難くなり、頁を繰る手が停まらなくなり、何時の間にか読了に至ってしまった…
    ブライアン・フリーマントルの作品には様々な内容のモノが在るのだが、「“諜報”の世界」、「国際的謀略」というような要素を含む作品が多い。本作もそうした「“諜報”の世界」、「国際的謀略」というような要素が大きな物語ということになる。
    “諜報”というモノには、極大雑把に「ヒューミント」と称する「生身の人間の情報収集等の活動」と、「シギミント」と称する「電子機器等を駆使した通信等の傍受とその分析」とが在る。過去のブライアン・フリーマントル作品では、その「ヒューミント」に関連する物語が展開していた。あの「英国の不敵な諜報部員」ということになる「チャーリー・マフィン」のような、長く様々な作品で活躍する面白い作中人物も創り上げられて来た。そういうモノに親しんだ立場で本作に触れると、少し面食らう。本作は「シギミント」に関連する物語なのだ…
    その「シギミント」に関連する物語ではあるのだが、そこは「ブライアン・フリーマントルの作品」というものである。作中で展開する事案に携わる人達が面白く、重大な危機に立ち向かう様はスリリングだ。

  • 詳細は、「あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート」をご覧ください。
     → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1593.html

    ブライアン フリーマントルの新刊を書架で見つけた。

    クラウド・テロリスト(上) (新潮文庫)

    2018/1/10 借りる。1/13 読み始める。(5/8 上下 読み終わる。)

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