監視対象: 警部補マルコム・フォックス (新潮文庫 ラ 18-1 警部補マルコム・フォックス)
- 新潮社 (2014年4月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (755ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102185315
作品紹介・あらすじ
ブレック巡査部長の身辺を洗え。私は捜査を開始した。警官を監視する職業倫理班。忌み嫌われるイヌの仕事だ。だが奴には国際的な児童ポルノサイトに関与している容疑がある。時をおかず、妹の恋人が他殺体で発見された。何かが狂っている。やがて私は、北国の凍れる闇に足を踏み入れたことに気付いた――。美しく卑しきエジンバラの夜をゆく、マルコム・フォックス警部補、登場。
感想・レビュー・書評
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監察業務の人が、いくら停職中とはいえ、ここまで目立つ行動をしていいのか。でもリーバスに比べ、キャラは薄い。好きな音楽もこれといってないみたいだし。蔵書の断捨離を考えるシーン、どんな本か、もっと詳しく教えてほしかったな。父親との関係とか、マンケルのヴァランダーを髣髴。フォックスの方が関係性はいいみたい。
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つまらないわけではなかったが、読後感は今ひとつでした。超スーパーの警察官ではなく、ごく普通の人であり、人間味があるのですが、どことなく話が絡まった印象でした。
他のシリーズもあるので、次回を期待! -
さすがイアン・ランキン。読みやすい。
ただし登場人物の数が多いのと、ファーストネームで書いたりラストネームで書いたりするから、外国名が覚えにくい人には難しいかも。
マルコム・フォックスは監察官、つまり内部調査をする警察官、そういう立場からのミステリーはめずらしい。
さらになんと、リーバスシリーズて終わってなかったのねー。
リーバスとマルコム・フォックスが今後絡むらしい。楽しみ♪ -
警察内部の不正等を調査する監査官マルコムが主人公。不正を調べているつもりだったが、自らも窮地に陥り、操作対象と共に濡れ衣をはらそうと奮闘する。
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なんだこの気難しいおっさんから始まって一周して面白い。
しかし実に丹念だなぁ。 -
リーバス警部シリーズに継ぐ、新シリーズの第一作。はっきり言って、退屈な700ページだった。
主人公は警官を監視する職業倫理班の警部補マルコム・フォックス。警察内部の悪を暴くうちにフォックスの妹に殺人の嫌疑が掛かり…この辺りの展開は、今野敏の『隠蔽捜査』にも似ているが、格段に『隠蔽捜査』の方が面白い。 -
集中して読めずはいりきれんかった。再読要。