監視対象: 警部補マルコム・フォックス (新潮文庫 ラ 18-1 警部補マルコム・フォックス)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (755ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102185315

作品紹介・あらすじ

ブレック巡査部長の身辺を洗え。私は捜査を開始した。警官を監視する職業倫理班。忌み嫌われるイヌの仕事だ。だが奴には国際的な児童ポルノサイトに関与している容疑がある。時をおかず、妹の恋人が他殺体で発見された。何かが狂っている。やがて私は、北国の凍れる闇に足を踏み入れたことに気付いた――。美しく卑しきエジンバラの夜をゆく、マルコム・フォックス警部補、登場。

感想・レビュー・書評

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  • 監察業務の人が、いくら停職中とはいえ、ここまで目立つ行動をしていいのか。でもリーバスに比べ、キャラは薄い。好きな音楽もこれといってないみたいだし。蔵書の断捨離を考えるシーン、どんな本か、もっと詳しく教えてほしかったな。父親との関係とか、マンケルのヴァランダーを髣髴。フォックスの方が関係性はいいみたい。

  • つまらないわけではなかったが、読後感は今ひとつでした。超スーパーの警察官ではなく、ごく普通の人であり、人間味があるのですが、どことなく話が絡まった印象でした。
    他のシリーズもあるので、次回を期待!

  • さすがイアン・ランキン。読みやすい。
    ただし登場人物の数が多いのと、ファーストネームで書いたりラストネームで書いたりするから、外国名が覚えにくい人には難しいかも。
    マルコム・フォックスは監察官、つまり内部調査をする警察官、そういう立場からのミステリーはめずらしい。

    さらになんと、リーバスシリーズて終わってなかったのねー。
    リーバスとマルコム・フォックスが今後絡むらしい。楽しみ♪

  • 警察の内部監視班、そらあ大変だろうなあ。
    と、あっさり思うものの、それがほんとにどれだけ大変かは、当たり前だけどわかってなくて。
    そんな監察班の警部補が主人公になったミステリー。
    自分の妹が容疑者の殺人事件と、別の事件と、嫌がらせと、ダイナミックではないのだけど、細かく絡まったあれこれでみっちり読ませてくれる。
    スコットランドという、あまり知らない土地が舞台なのが、また嬉しい。

  • ミステリーとしてはちょっと冗長に過ぎるかなぁ。似たような名前の似たようなクセがあるヤツがいっぱい出てきて混乱してしまう部分もあったし…

    ただ、主人公や彼らをとりまく同僚や家族がなんともエエ味出していて良い。キャラクターで読ませる小説として楽しめた。

    主人公の真面目っぷりが好印象。特に断酒の姿勢は見習いたいぞ!俺も「紅茶にしとけ」と自分を説得してみたい

  • 警察内部の不正等を調査する監査官マルコムが主人公。不正を調べているつもりだったが、自らも窮地に陥り、操作対象と共に濡れ衣をはらそうと奮闘する。

  •  なんだこの気難しいおっさんから始まって一周して面白い。
     しかし実に丹念だなぁ。

  • リーバス警部シリーズに継ぐ、新シリーズの第一作。はっきり言って、退屈な700ページだった。

    主人公は警官を監視する職業倫理班の警部補マルコム・フォックス。警察内部の悪を暴くうちにフォックスの妹に殺人の嫌疑が掛かり…この辺りの展開は、今野敏の『隠蔽捜査』にも似ているが、格段に『隠蔽捜査』の方が面白い。

  • 集中して読めずはいりきれんかった。再読要。

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