血の絆 (新潮文庫 赤 205-2)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102205020

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ物は別として、A.J.クイネル氏の作品の多様さにはいつも驚かされます。


    普通に考えれば、旅の途中で出会った方々とそれほど親密かつ固い絆で結ばれ、危険極まりない冒険に乗り出すなんて信じられないのですが、この作品ではごくごく自然に、メンバー4人の友情と愛情が描かれています。
    読んでいるとその風景が頭に浮かぶようです。
    帆船で航海、してみたいなぁ…

    カースティの息子ギャレットの捜索および救出というのが旅のメインですが、緊張する部分はいくつもあるものの、海洋冒険小説として素直に楽しむことができました。

  • 文句なしの三重丸。ロマンチックな要素も楽しい海洋冒険小説でした。

  • 息子を誘拐された母親の冒険。

    あまりにも現実味がないため、あんまりでした。

  • クイネルの作品は、ストリーが、やはりいい。
    はじめのざわざわしたシチュエーションから、
    徐々に、一つの物語を作っていく。

    こんな風に物語を描くことができたらすばらしいことだろう。
    人間の生き様がすてきである。

    息子というものについての母親の直感。生きているという確信。

    また、なぜ生きているかということに対する道具立て。
    一人一人の人間がストーリーのなかで、変化していくたのしさ。
    人間の可能性のすばらしさ。生きていることの楽しさがある。
    やはり島でゆったりと 生活することのすばらしさ。
    こんな風に描けるといいな。

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  • 【参考ウェブサイト】
    A. J. Quinnell - Wikipedia, the free encyclopedia
    http://en.wikipedia.org/wiki/A._J._Quinnell
    作家 A・J・クィネル A. J. Quinnell
    http://www.ne.jp/asahi/kitora/shu/books/j-ajq.htm
    A.J.Quinnell @ Tony Mortlock's Home Page
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell.html
    MY VISIT TO GOZO AND A. J. QUINNELL
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/gozo.html
    A. J. Quinnell - Biography
    http://web.singnet.com.sg/~tonym/quinnell-biography.html
    A.J.クィネルの若かりし頃の映像↓↓
    Philip Nicholson (A. J. Quinnell).wmv
    http://www.youtube.com/watch_popup?v=nxsrnmMTD5s#t=82s&vq=small
    そして、写真など
    Ghajnsielem.com - Philip Nicholson (A. J. Quinnell)http://www.ghajnsielem.com/biographies/index.html
    http://www.ghajnsielem.com/biographies/philipnicholson.html
    http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/
    http://www.ghajnsielem.com/ghajnsielemfc/images/197493/65.jpg

  • この本が出たときに買った。1985年大学3年の冬だった。北上次郎が本の雑誌でベタ褒めだったから。でも読まなかった。カバー裏の「家出した一人息子」を探しに行く未亡人の話とあるのが気に入らなかったから、なかなか読む気になれなかった。言い方が悪いけれど、女が主人公の冒険小説じゃなあという思いがあった。面白いかも知れないけれど、俺が今読みたいのとは違うかも・・・と思っていた。「ごめん、北上さん、あなたの言う通りでした。す〜ごく面白かった、何で今まで読まなかったのかと、後悔した。でも考えようによっては、20歳そこそこの若造にはこの話はわからなかったかも知れない。48歳の冴えなかったラメッシュや、主人公?未亡人カースティの魅力にめろめろ、新潮社さん、なんでこんな面白い本が品切れなんですか?さらにたなぞう管理人さん、何でこの本の画像がないの?許せん。

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