- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102211014
感想・レビュー・書評
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ブラッドベリ好きの知人から借りたもの。
ブラッドベリは相当恐竜が好きらしい。
化け物とか怪獣とか地獄の悪鬼(だったかな?)とか言い換えのチョイスは訳のせい?
好きなのにひどい言いよう(笑)だけど、逆に好きだからそういうのもわかる。
読後1日経ってからジワジワくる作品ばかり、全部こわかった…
タイトル「恐竜のほかに、大きくなったら何になりたい?」
はなんでこんなわざわざ「恐竜のほかに」って聞いてるんだ?と思ってると途中からなるほど……と思う。子どもの夢を手放しで応援するのコワイ。
作中にたんぽぽのお酒が出てくるが、これはあの『たんぽぽのお酒』と繋がってるのかな?
読んでおきたい本が増えた。。。
ブラッドベリは叙情派SFと聞いたが「叙情」がしっとりとは限らない。色々あるのだ、と気づく。
SFというより幻想小説なのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「霧笛」も良かったが「いかずちの音」がお気に入り。少年時代の夏休みの様なひとときが過ごせる。相変わらず詩は苦手・・・。
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いかずちの音
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先月亡くなったばかりのブラッドベリ。お悔やみ申し上げます。ブラッドベリは恐竜が大好きだったみたいですね。彼が書いた恐竜についての短編を一冊にまとめたものです。数人のアーティストによるイラストも素敵です。
僕は「いかずちの音」が好きですね。 -
形は違えどそれぞれの恐竜への思いの一途さ。それゆえか、どこか微笑ましくも物哀しい。詩的なこの世界はやっぱりブラッドベリですね!素敵だ。どの短編もいずれ劣らぬ良品でとても満足。個性的なイラストは、残念ながら私の好みではなかったなあ・・・。
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友人からのススメで読んだ本
文体が詩的でちょっと難しい時もあったが
世界観が何か不思議で、とても良かった!
◆恐竜のほかに、大きくなったら何になりたい?
大きくなったら恐竜になる
みんなだって、なりたいものになればいいじゃないか!
うん
なりたいものになろうよ
人生とはそういったものだ
しかし、恐竜?
「恐竜」になるのか?
あんなになりたかった恐竜以外に
なりたいものを見つけてしまった
見つけざるを得なかった?
ことが
ちょっぴり寂しい
◆いかずちの音
傲慢、油断、想像力の欠如…
”生”と”死”への冒涜は
自分へと跳ね返る
その、恐怖
◆見よ、気のいい、気まぐれ恐竜たちを
クックックッ
ダンスですか
恐竜が、色っぽすぎやしませんか
◆霧笛
まだまだこの地球上には
見つかっていない
生き物が
絶対にいる
のだ
そう
感じられれば、それで良い
ひっそりと
見つかっていないその場所が
ずっとそのままであれば
と願う
◆ティラノサウルス・レックス
・・・
コメントなし -
‘霧笛’が入っているのでこの本を推薦します。学生時代にブラッドベリアンになった一冊。静寂と宇宙的な孤独。ひっそりと心に沁みるお話です。
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ブラッドベリさん大好きですが この本はイラストも素敵で良かったです。