恐竜物語 (新潮文庫 赤 211-1)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102211014

感想・レビュー・書評

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  • ブラッドベリ好きの知人から借りたもの。
    ブラッドベリは相当恐竜が好きらしい。
    化け物とか怪獣とか地獄の悪鬼(だったかな?)とか言い換えのチョイスは訳のせい?
    好きなのにひどい言いよう(笑)だけど、逆に好きだからそういうのもわかる。

    読後1日経ってからジワジワくる作品ばかり、全部こわかった…

    タイトル「恐竜のほかに、大きくなったら何になりたい?」
    はなんでこんなわざわざ「恐竜のほかに」って聞いてるんだ?と思ってると途中からなるほど……と思う。子どもの夢を手放しで応援するのコワイ。

    作中にたんぽぽのお酒が出てくるが、これはあの『たんぽぽのお酒』と繋がってるのかな?
    読んでおきたい本が増えた。。。

    ブラッドベリは叙情派SFと聞いたが「叙情」がしっとりとは限らない。色々あるのだ、と気づく。
    SFというより幻想小説なのかな?

  • 「霧笛」も良かったが「いかずちの音」がお気に入り。少年時代の夏休みの様なひとときが過ごせる。相変わらず詩は苦手・・・。

  • いかずちの音

  • 先月亡くなったばかりのブラッドベリ。お悔やみ申し上げます。ブラッドベリは恐竜が大好きだったみたいですね。彼が書いた恐竜についての短編を一冊にまとめたものです。数人のアーティストによるイラストも素敵です。
    僕は「いかずちの音」が好きですね。

  • 形は違えどそれぞれの恐竜への思いの一途さ。それゆえか、どこか微笑ましくも物哀しい。詩的なこの世界はやっぱりブラッドベリですね!素敵だ。どの短編もいずれ劣らぬ良品でとても満足。個性的なイラストは、残念ながら私の好みではなかったなあ・・・。

  • 友人からのススメで読んだ本
    文体が詩的でちょっと難しい時もあったが
    世界観が何か不思議で、とても良かった!

    ◆恐竜のほかに、大きくなったら何になりたい?
    大きくなったら恐竜になる
    みんなだって、なりたいものになればいいじゃないか!

    うん
    なりたいものになろうよ
    人生とはそういったものだ
    しかし、恐竜?
    「恐竜」になるのか?

    あんなになりたかった恐竜以外に
    なりたいものを見つけてしまった
    見つけざるを得なかった?
    ことが
    ちょっぴり寂しい

    ◆いかずちの音
    傲慢、油断、想像力の欠如…
    ”生”と”死”への冒涜は
    自分へと跳ね返る
    その、恐怖

    ◆見よ、気のいい、気まぐれ恐竜たちを
    クックックッ
    ダンスですか
    恐竜が、色っぽすぎやしませんか

    ◆霧笛
    まだまだこの地球上には
    見つかっていない
    生き物が
    絶対にいる
    のだ

    そう
    感じられれば、それで良い

    ひっそりと
    見つかっていないその場所が
    ずっとそのままであれば
    と願う

    ◆ティラノサウルス・レックス
    ・・・
    コメントなし

  • ‘霧笛’が入っているのでこの本を推薦します。学生時代にブラッドベリアンになった一冊。静寂と宇宙的な孤独。ひっそりと心に沁みるお話です。

  • ブラッドベリさん大好きですが この本はイラストも素敵で良かったです。

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著者プロフィール

1920年、アメリカ、イリノイ州生まれ。少年時代から魔術や芝居、コミックの世界に夢中になる。のちに、SFや幻想的手法をつかった短篇を次々に発表し、世界中の読者を魅了する。米国ナショナルブックアウォード(2000年)ほか多くの栄誉ある文芸賞を受賞。2012年他界。主な作品に『火星年代記』『華氏451度』『たんぽぽのお酒』『何かが道をやってくる』など。

「2015年 『たんぽぽのお酒 戯曲版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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