いまを生きる (新潮文庫 ク 7-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102221020

作品紹介・あらすじ

1959年のアメリカ。厳格な校風で鳴る東部の名門校に、新任の国語教師キーティングがやってきた。型破りなスタイルで熱っぽく詩を講じる彼に、生徒たちはとまどいながらも惹かれてゆく。クラスの有志は、キーティングが学生時代につくった秘密組織を復活させた。が、やがて思わぬ事件が…。自由を愛する精神と管理教育との対立を描く、感動の青春学園ドラマ。

感想・レビュー・書評

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  • 1959年のアメリカ。厳格な校風で鳴る東部の名門校に、新任の国語教師キーティングがやってきた。型破りなスタイルで熱っぽく詩を講じる彼に、生徒たちはとまどいながらも惹かれてゆく。クラスの有志は、キーティングが学生時代につくった秘密組織〈死せる詩人たちの会〉を復活させた。が、やがて思わぬ事件が…。自由を愛する精神と管理教育との対立を描く、感動の青春学園ドラマ。
    原題:Dead poets society
    (1989年)

  • ひとりの型破りな教師が、学校に抑圧された生徒達に自立を促していく姿を描いた作品。学校生活で生徒が直面する様々な出来事において、生徒に成長を促す教師の試みは、閉鎖的な慣習に縛られた学校によって葬り去られてしまいますが、最後は、最も意思の弱い少年が彼の薫陶を受けて自ら率先して立ち上る。とても感動する小説ですが、映画の方が判りやすいかも。

  • 描写が頭に入ってきづらく、映画を観た方が良いなと感じた。内容自体は良く、最後はどうなるかと読み進めていくとまさかの事態が起こる。また最後も感動した。

  • この作品から受けた衝撃は、今も鮮明に覚えています。

    できれば、中学生化、高校生の時に読みたかった作品です。
    私は、大学1年の時にこの作品と出会いました。

    ロビン・ウィリアムス主演で映画化もされていますね。
    映画も好きで、私の好きな1本です。

    舞台は伝統校

    そこに赴任してくる型破りな国語教師

    徹底的に管理された教育から生徒たちのそれぞれの方向性を導く一助をする。

    人が生きていくうえで通らずにはいられない、それぞれの壁

    生徒の苦しみ、悲しみ、うれしさ、悲しさ、本を読んでいるとその人の気持ちというか
    重いというか、ありありと感じることができる1冊。


    また、映画を見たくなった。。



  • 教育とは子どもをある一定の型に押し込むこと。詩とは魂の解放。
    いまを生きるは子どもと大人の戦争の話。
    キーティング先生は理解ある大人の顔をして、答えを知ってる顔をして、実は彼も子どもたちと同じ側にいる。
    最後はいちおう、ニールの自殺とキーティングの放校で大人側が勝利を収めたことになっている。
    キーティング先生、魂の解放のために闘えというのなら、最後までその方法を教えておくれよ。。。

  • アメリカの名門高校にやってきた型やぶりの国語教師と生徒達との心温まる感動物語。
    詩を大切にしたり、型破りな先生が転任してきて、ページを破りなさいとか、机の上に乗ってみなさい(視点が変わる)など、未来のある若者に対して、「Carpe Diem(今日を楽しめ)」という事を一番熱心に教え、生徒達が感化される。
    学校のための生徒でなく、生徒のための学校を作ろうとした。
    「いまを生きる」という映画を中学3年の卒業間近に見たことがある。
    ずっと中学生対象が主人公だと思っていたが大学生であった。

  • 簡単にハッピーエンドで終わる甘い話ではなかった…。
    自由であることへの精神は受け継がれたものの、管理教育の前に屈したことは否めない。ニールの自殺も、大きく影を落とす。
    今の時代ならキーティング先生は歓迎され流のではないか…。いまでも否定されるだろうか。

    ラストシーンの感動ったらない。”おお船長よ!わが船長よ!” と多くの生徒が机の上に立ち敬意を示す。船長という言葉、キーティング先生にこそふさわしい。

  • 何回よみなおしても飽きない作品。もう20年以上前になるかもしれないけど死せる詩人たちの会とその精神に一時期すごく影響を受けていました。現在の若い人には特にオススメしたい作品です。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。
    http://harajukubookcafe.com/archives/963

    ゲスト坪田信貴さんの人生を変えた一冊。

    「中学生の時に出会ったんですが、型破りな先生が来て、国語の教科書を破ってみようとか、机の上に立ってみようって言うんですよ。『いつも見る視点とは違うだろう?』って言うんですよ。それで、読んでてt僕も想像して、確かに机の上って立ったことないじゃないですか。それで、物の見方って立つ位置によって変わるんだ。って当たり前なんですけど感じたんですよね。」(坪田信貴さん)


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://harajukubookcafe.com/
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • 読まなくても良かった。最後少し泣いたけど、少しズレてるよなって印象がどうしても消えない。国語教師は、ちょっと調子に乗りすぎたのだと思う。ちょっと無責任だし。ちょっと違うけど「Naruto」の「カカシ」のイメージと重ねて記憶させて頂く。

  • 今の自分にも当てはまると思った。青春ドラマだけど、仕事や将来に悩む私にも心に響いた。最後、やりきれないけど泣けました。

  • きっと、中学生の頃に買ったんだろうと思われる本。

    数ページ読んで、放置されていたというのに、まさかの30歳を超えて再度開く事になるなんてwww

    昔は面白さを感じる事が出来なかったのに、引き込まれるように3日間で読んだ。

    自由を遮断された中、一種の英才教育の中では自分の進むべき道を疑いもせず勉強だけに取り組む姿、それとは反対に、自分の内側にある本当の気持ちを知ってしまうと、純粋さゆえに歯止めの効かなくなる姿、どちらも自分の昔をみているようで、正直少し辛かった。

    思春期とは、良くも悪くも影響をとても受けやすいもの、肝に銘じておこう。

  • 非常に読みやすい文章でストーリーもわかりやすい。思春期の成長ストーリーで、さわやかな読み心地だった。特に物語の締めくくり方が素晴らしい。人生の深みを感じる。中学生や高校生の時に読めばよかったなぁ・・・と37歳にして読んで思った。

  • 歩き方は人それぞれ、歩かないことも自由
    机は本を広げるために使った方がいいと思う

  • 読後20年以上たった今でも一番感動した本です。

    中学のつまらない授業を聞かずに
    夢中になって読んで
    授業中にも関わらず涙してました。

    高校生までに読んでおきたい本です。

  • 鈴木陽さん所有
    →10/10/16 銅さんレンタル →10/10/24返却(浦野預り) →11/04/24返却
    →11/04/24 梶田さんレンタル

  • さっき映画(DVD)を見たので!

  • 映画も良いけど、小説も良いです。

  • 「大多数の人間は静かな絶望の人生を送っている」(ソロー)
    なぜそんなものに甘んじる必要がある?
    あえて新しい土地に足を踏み出すことだ。
    p.93

  • 映画も良かった。

  • 思春期まっただ中で、悩み、恋わずらい、決意し、、、、
    きらきら光っている少年たちを見ることができます。

  •  人生の道しるべ。迷ったときはよくこの子に相談します。映画にもなっているので、そちらもお薦めです。

  • 電車の中で読んでいて、周りを気にしつつも号泣。
    いい話だよ…。

  • 映画のほうが有名なんでしょうね。私の好きなロビン・ウイリアムズ主演。私も見ました。
    自由を愛する精神と管理教育の対立。管理教育などというものがほとんど姿を消した今の世の中では、ちょっとピント外れかもしれません。(ちなみに私は、あまり自由すぎることには反対です)
    でもなかなか良い本です。
    文中に出てくる詩は、やはり原文で無いと駄目なのかなと思えますが、安易なハッピーエンドに走らず、どこか寂しくて、どこか希望的なエンディングはなかなかのものだと思います。

  • 映画がよかったので読みました。有名進学校で親に人生のレールをひかれた子供たちと、大切なことを教えようとする教師キーティング。教育とは決して勉強だけではないんだなぁと思いました。

  • 映画から入りました。
    映画のほうが有名かも知れません。
    いわゆるギムナジウムもの、とあとがきにありました。
    教育とか自由とか友情とか、色々と考えてみる。
    引用されている詩を目で楽しめるのが嬉しいです。

  • 映画が大好きで本でも読んでみました。やっぱり泣ける。今この時を精一杯生きることが大切だ。それも自分がやりたいことや、信じることを。

  • すごく好きな映画作品、「今を生きる」の書籍化したもの。やっぱり良い。というか、映画が思い出されて泣けてしまう。勿論映画が凄く良いのだけれど、本も、詩の言葉がきちんと読めて、良かった。05

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