あなたの身近な困った人たちの精神分析: パーソナリティそのミクロな狂い (新潮OH文庫 52)
- 新潮社 (2000年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102900529
感想・レビュー・書評
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以前頭だけ読んで(つまらなくて)放置してたのを改めて読んだ。
病気とまでは言わないが、職場や家庭や学校で出会う、ちょっと面倒くさい人、そんな人たちの心理を描く一般書。
わかりやすく、「あるある」から入って、その病理を解明?してゆくのだけど…
その最初の「あるある」部分が私はたるかった…
「イバリ君」とか「ビク子さん」とか、まーわかりやすくが信条だから仕方ないのかも知れないけど、非常に図式的、マンガ的に単純化が施されていて、興味が持てない…
そうだ、それで挫折したんだったこの本…
それを乗り越えれば、これはパーソナリティ障害を扱った本である。
日本を代表するフロイト派、小此木先生らしく、精神分析家たちの理論を紹介しつつ、各種パーソナリティ障害を外観する。
今、たまたま私はパーソナリティ障害に興味が高まっているので、面白いところも多々あった。
が、それを深めないのが一般書の(なかでも広く読まれることを目指したこうした本の)限界…
身近に、直接被害はこうむってないけど、なんだかなぁな人がいる、ときに読む本。
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Vol.86 勝負するとき、逃げるときを見きわめる!
subとして紹介。
http://www.shirayu.com/letter/2010/000169.html -
専門家でなくとも、読むとくすっと笑ってしまうような、ユニークだけれど「あるある」的な一冊。しかし実は、パーソナリティ障害の病理を幅広く学べる充実した内容である。
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すんごい読み易い
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大学の図書館でたまたま見つけて,読んでみた本。
この人は,いろいろな本を書いている。
周りの人に困らされている人は,理論的に考えることで,
納得して耐えることができるようになるかもしれない。
もしかしたら,自分が周りの人を困らせているかもしれない。
さらっと読んでも面白い本。 -
意外とおもしろい。