とことん知りたいアメリカ人: 仕事にも観光にも役立つ最強のコミュニケーション・ツール (新潮OH文庫 63)

著者 : ディーン・エンゲル 鶴岡雄二

• 新潮社 (2000年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[アンダルシアさんの感想 · 2006年10月22日]

一度アメリカに行った気になりたくて。そのためにはアメリカにどんな言語と文化とビジネスと習慣があるのかと誰か詳しい人を探して聞くよりはこっちの方がはやいと思って読んでみた。偶然アメリカ人が通りかかったらどうしよう。と思った。この本を見せても「とことん知りたいアメリカ人」じゃあちょっと初対面では厚かましい。いつかこの本を片手に海外赴任の申請用紙をあのハゲ頭のデスクに叩きつけてやろう！そう息巻いてみせたがその矢先にあっけなく隣の先輩が東南アジアにご赴任された。当分ないなと思ったら急にテンションが下がった。すると間もなくアシスタントが近づいてきてボクのデスクにうず高く引継ぎ資料の山を積んでくれた。すぐに冷や汗が垂れた。この本に「敵に汗を見せるな！」ということが書いてあって。どうもアメリカ人は自分のおかれた状況と自分の勝利の可能性に不安や疑いを感じさせても絶対にそれを面に出してはいけない。というコトらしい。。冷や汗がみるみる流れてきた。止まらない。止まらない。洪水。ほぼ洪水。アメリカはもういい。今はそんな海外とか外資系だとかそういうものからは無縁の仕事をしている。思い出すとなんだか懐かしい一冊。