- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103184058
作品紹介・あらすじ
記紀にその名がしるされ、万葉びとが畏れを抱き、平安歌人によって歌われ、俳人芭蕉はその雄峰を讃じ、北斎や大雅を魅了しつづけ、宮沢賢治が四行詩に歌った、日本人の生活と精神的風土に深く結ばれてきた名峰百座の個性を、簡潔な文章に凝縮させた山岳随想の古典。
感想・レビュー・書評
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ハイキングを始めた頃に読んだときは眠くなったが、自分の山の評価基準ができてから読むと面白くなった。
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登山の喜びは一つではない。汗を流し苦労して登頂したこと。仲間と助け合いながら時を重ねること。夜空の下の雑炊。数々あるが、先人の足跡や歴史を辿ることも楽しみの一つだ。
ただ登るだけでも良いが、せっかく遠路百名山に臨むのならば、本書に目を通してからに私はする。
著者の山に対する様々な知識を拝見し、興味を引き立て、さらに調べてみてから登山の臨むと誠に楽しみが増す。「槍ヶ岳に登った」これでおしまいではもったいない。
播隆上人はここで岩屋にこもり念仏を唱えたのか、又重郎はこの辺りで激流を渡ったのかこんな想像を巡らせながら登山が出来る。
まだまだ経験は浅いが私も山岳会に後輩を持つようになった。これから下に語れる様な自分なりの百名山を見つけてゆきたい。 -
実家の父がわざわざ宅急便で送ってきました。
山への畏怖と憧れ、筆者が山をほんとに愛してることが伝わってきます。
一生かけて私も百名山を歩いてみたいなぁ。