メガ! :巨大技術の現場へ、ゴー

著者 :
  • 新潮社
3.09
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本棚登録 : 169
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103292227

作品紹介・あらすじ

こんな時だからこそ、デッカイもの、見ようぜ! 写真たっぷり。大人の社会科見学へ、ゴー。メガトン級設備の巨大さは、ディテールの緻密な現場技術があってこそ。帝都高速地下網から、石油備蓄基地の巨大タンク群、世界初の浮体式洋上風力発電所、地球深部探査船「ちきゅう」(写真)、奇跡的復興を遂げた日本製紙石巻工場、山手線級の世界最大CERN加速器まで、普段入れない場所へ取材敢行。行った見た考えた! !

感想・レビュー・書評

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  • 成毛真による現場探訪記。本人曰く、軽いノリで始めた現場歩き、ですが、現場の持つ迫力に圧倒される著者の熱い思いも伝わってきます。良いものを見ましたね、と。現物、現実、現場とよく言われますが、現場の持つ力、強いものがあるようです。で、その巨大な現場が、その成果や経済面でどのような貢献等をしているのかmへの考察も、続編として、欲しいな、と感じる次第です。

  • 社会

  • ちょっと期待外れかな

  • いい会社とは、語るべきものが多い会社であり、悪い会社とは語るべきものが、ない会社だ。そして、語るべきものとはなにかというと、平均からの逸脱だ。

  • それぞれの技術の掘り下げが不足気味。

  • 良書。
    普通見ることができない、気がついていない、見ようとも思わない写真、取材。

  • 本書の中にもある「神は細部に宿る」。

    シールド工法によるトンネル掘削のようにキロ単位の工事に許される誤差はミリ単位。
    巨大なものを作ろうと思えば、極小誤差しか許されない。

    著者が実地で感じた巨大さは、本書では十分の一も伝わらない。巻末に見学可能な現場リストがある所以である。

    現場技術者の矜持やそれに対する著者の敬意は十分に伝わる。

  • 大人が社会科見学をした感想文。純粋に施設を知りたいなら別の手段で。これら施設を礼賛するのは良いのですが、「何かあればオンラインパッチで対応」を前提にしているとしか思えない品質で出荷していた企業の日本法人トップだったのですよね。

  • ☆3つ
    先に怪獣モノを読んだから、と言うわけでもなくなんとなく斜め読み。じつわわたしわ技術屋なので、こういう本には根っこのところで興味があるのだ。
    本の仕分けに関する機械装置(なんと一日で200万冊扱うらしい!)、と東海特種製紙という会社についてわづかながら関わっていて、少しびっくりした。m(_~_)m(すまぬw)。

  • 著者が国内外の巨大な施設を見学し、その概要をリポートする本。三菱重工長崎造船所(長崎)、国家石油備蓄基地(苫小牧)、東京ガス扇島工場(東京)、日本出版販売王子物流センター(東京)、海洋研究開発機構「ちきゅう」、など14箇所の巨大な施設が紹介されています。各施設は6ページずつのボリュームでオールカラーの印象的な写真も多数掲載され、その圧倒的なスケールを読者に伝えます。NHKの「探検バクモン」でも紹介された施設がありますが、まさにあの番組と同じ視点です。私自身が大学時代は土木工学を専攻し、ダムや橋梁といった巨大なインフラのスケール感はある程度把握していながら、黒部ダムや明石海峡大橋の実物を見た時の圧倒的な迫力に興奮した記憶が生々しく蘇りました。われわれの生活を支える施設、そして最先端科学には想像を絶する規模の構造物があると改めて実感します。社会人になって縁あって製鉄所の見学に行く機会に恵まれました。その時も感じましたが、いくら書籍やテレビなどでその規模が頭に入っていても自分の目や耳で感じる「本物」の迫力、スケール感は桁違いでした。規模の大きな物こそ「百聞は一見に如かず」、実際に感じることが何よりも記憶に残りますね。大人になってさえ、こんなに強く印象に残るのですから、是非子供たちにはこういう体験をたくさんさせてあげたいと思います。「理科嫌い」、「算数嫌い」なんか一気に解決しそうな気がするんですが。

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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