今日もいち日、ぶじ日記

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 208
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103331315

作品紹介・あらすじ

稀代の料理家が、酸・苦・甘・辛・鹹の効いた名文で祈るように、歌うように綴った現代の「日日是好日」。

感想・レビュー・書評

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  • 田舎に家買うことにした高山さん。家探しからの、山の家にまつわる話を中心に、高山さんの日常が綴られている。はじめに311後に訪れた東北旅行記があり、そこはギュっとなりながら読む。

  • 料理研究家の人でもけっこうラーメンを食べてるんだなと変なことに感心した。
    忙しくて肩に力が入っている時に、力を抜くことを思い出させてくれる本。

  • 高山さんが思慕されている武田百合子さんの「富士日記」の
    感じにかなり近い気がした。山小屋の暮らしぶりの記述のせいか。
    巻頭の東北への旅日記に共鳴して二回どおり読んだ。
    いかにも不便そうな山小屋暮らしを敢えて選んでしているのが
    スイセイさんと高山さんには不自然じゃなくみえる。
    それに読んでいて面白い。(何かと近所の人達との交流があるのも
    「富士日記」風かも)
    個人的には東京での日常生活の日記がタイクツ。本にするほどの
    内容ではない気が。それをカバーするのがスイセイさんという
    強力な唯一無二なキャラ。スイセイさんなくして高山さんの日記は
    成り立たないと思えるほど。

  • とても高山なおみさんらしい本だった。

  • 自宅と別荘での高山なおみ夫婦の生活を記した本。「日々ごはん」の後の話にあたるが、高山なおみさんはさらにどっしりと、芯が太くなった感じ。冒頭の被災地への訪問は、高山なおみさんの目を通して見た被災地に胸がギュッとなった。

  • 富士日記を読み終わったらなんか高山さんの本が違って見えるようになった。

  • 初めて手に取ったかも。

    最初は、3.11についての話なのか?と考えたがそうでもなく。
    家を手に入れるまでの諸々。

    「お料理」を堅苦しくなく、かつ楽しんでいるところがよかった。
    旦那さんとの掛け合いも。

  • ただ続く毎日の記録。
    毎日がただ続くことの幸せを感じる1冊。

  • 日々ごはんの続編。やっぱり高山さんの文章っていいな。

  • いつも思うのだけど高山なおみさんの、直感や感性や感覚がとても素敵で
    す。自分の直感を信じてもいいんだなって思わせてくれる。

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著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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