桶狭間天空の砦

著者 :
  • 新潮社
3.43
  • (0)
  • (4)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103332114

作品紹介・あらすじ

領民には村の存亡がかかっていた。織田勢は今川の大軍の侵入に浮足立っていた。その渦中に居合わせた金峯山寺の修験僧-天地の気を読むその男は、秘策を携えて清洲城に忍び入った。後は信長の器量次第だった。規矩術を駆使し、日に夜を継いでの突貫工事。死中に活を得た信長は、電撃的勝利の瞬間から覇王へと変身を開始した…。安易な通説を打破し、秘境を踏破した足とサバイバル知識で組み上げた、驚天動地の時代小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトル通り、桶狭間の戦いにつながっていくのだが、切り口が新鮮でおもしろい。
    メインは武士ではなく、武士ではやっていけない者たち。
    暮らすためには、新たに土地を開墾するしかないが、残っているのは当然過酷な場所。
    木を伐り、草を刈り、水源をさがし、災害に苦しみながらも、自然と共存していく。
    馬籠村の開拓の話が、それ単体でおもしろく、ラストにつながっていくのもうまかった。

  • (縲取悽縺ョ髮題ェ後??201401縲上?繝溘せ繝?Μ繝シ繝吶せ繝?0縺ァ邏ケ莉?

  • 図書館。面白く感じる。

  • 戦国時代、寺は存続のために情報収集をしていた.修験者と呼ばれる忍者のような存在だが、金峯山寺の覚應と高野山の善林坊が登場し、火花を散らす.馬籠狭間山に住み着いた元武士の連中と覚應が村作りに励むが、善林坊が邪魔をする.その地は、有名な桶狭間の上手に当たり、例の合戦の際、元武士の連中が山津波を起こした.それが、信長の勝利の鍵となった由.楽しめる小説だ.

全4件中 1 - 4件を表示

阿郷舜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×