- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103332114
作品紹介・あらすじ
領民には村の存亡がかかっていた。織田勢は今川の大軍の侵入に浮足立っていた。その渦中に居合わせた金峯山寺の修験僧-天地の気を読むその男は、秘策を携えて清洲城に忍び入った。後は信長の器量次第だった。規矩術を駆使し、日に夜を継いでの突貫工事。死中に活を得た信長は、電撃的勝利の瞬間から覇王へと変身を開始した…。安易な通説を打破し、秘境を踏破した足とサバイバル知識で組み上げた、驚天動地の時代小説。
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、桶狭間の戦いにつながっていくのだが、切り口が新鮮でおもしろい。
メインは武士ではなく、武士ではやっていけない者たち。
暮らすためには、新たに土地を開墾するしかないが、残っているのは当然過酷な場所。
木を伐り、草を刈り、水源をさがし、災害に苦しみながらも、自然と共存していく。
馬籠村の開拓の話が、それ単体でおもしろく、ラストにつながっていくのもうまかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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図書館。面白く感じる。
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戦国時代、寺は存続のために情報収集をしていた.修験者と呼ばれる忍者のような存在だが、金峯山寺の覚應と高野山の善林坊が登場し、火花を散らす.馬籠狭間山に住み着いた元武士の連中と覚應が村作りに励むが、善林坊が邪魔をする.その地は、有名な桶狭間の上手に当たり、例の合戦の際、元武士の連中が山津波を起こした.それが、信長の勝利の鍵となった由.楽しめる小説だ.