- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103339311
作品紹介・あらすじ
1年半でシンクロ後進国にメダルを取らせた、必ず結果を出す指導の極意。日本のシンクロを牽引し、結果を出し続けた著者が、オファーを受けて単身中国へ。“国賊”と批判されながらも渡中したのはなぜか。その舞台裏を初めて明かした。そして、言葉や習慣の壁を越えて、どんな状況でも選手たちを正しい方向へと導いていく、経験に裏打ちされた指導論とは。親、教育者、管理職も必読の一冊。
感想・レビュー・書評
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共感できるところ、できないところ両方あったが、秀逸な本。
聞き書きの本ということですが、出来がとてもいい。
教育に携わる方々にとてもおすすめ。
ブックオフで買ったのですが、本物かどうかわかりませんが、サインが入っていました。
払ってもいい金額:2,000円
貼った付箋の数:13詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さすがの人だ
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学生時代に井村雅代を見かけたことはあるような気がするのだが記憶が定かでない。気のせいかも。なんにせよシンクロってすごく厳しいイメージ。
日本代表コーチを辞めたこと自体は自然の成り行きだったというが、その後の年齢に関するやり取りなどから見るに、それなりにわだかまりはあったのかもしれないと感じた。いつまでも井村頼りではイカンというのはもっともだが、結局、いい手を打てなかったのは水連がヘボだったってことでしょうな。
中国は水が合ったようで何より。権限委譲がしっかりされていた。代表選手の省別割り振りだけは介入してきたが、井村は一歩も譲らなかった。
日本出身のコーチが活躍するのは喜ばしいこと。採点競技だけに、日本のシンクロを輸出する、恩を着せる、存在感を増すことの大事さもあると。
北京オリンピック時に、デュエットの失敗で落ち込むチームに喝を入れるため、テーパリングは二の次で練習させ、なんと雑踏でランドドリルをやる。くよくよ考えさせないのが良いと。さすが。プレッシャーは思いっきり感じて突き抜けるしかない。たしかに。
選手時代は凡庸だったと。なんとなくというか自然な流れでコーチになっているのが面白い。
奥野史子が一番の秘蔵っ子だったみたい。 -
日々の粘り強い努力矛盾のないロジック自分のやりたいという思い
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夢を持つことも大事さやそれに向かって努力する大事さがよく分かる。子育てに悩む親御さんやコーチの方にも読んでいただきたい一冊。
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「怒る事は引き時を知る人が行うべき。引くことが出来ない人は褒め倒すべき。」という趣旨の文に「なるほど!」と思いました。