異郷の友人

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 210
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103367338

感想・レビュー・書評

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  •  設定はまさしく上田岳弘だと思わせるし、作中の展開も悪くはない。
     ただ、ユーモアのつもりか何なのかお笑いコンビのモンスターエンジンを出すのは良くないだろう、そういう流行り廃りの早いネタを作中に出すと、今よりのち、それこそ10年、20年後の若者たちには理解できなくなってしまう。自ら賞味期限を縮めて何がしたかったのか。
     それとオチ。こうでもしないともう収集がつかないからとでも言わんばかりに、流行りの3.11に落ち着いてしまった。
     初出は群像の2015年12月号とある。2010年代の純文学方面で震災文学が流行したが、全部ハズレだとしか思えないものばかりで、本作もそれに該当すると言ってよかろう。
     上田岳弘には確かな才能がある。それは芥川賞をのちのち受賞する事からも明らかなわけで、だからこそ安直な解決法として震災に頼ってしまったことに不満を覚えた。非常にもったいない小説だと思う。

  • 芥川賞候補?
    やっぱり面白くないな。

  • なんだこの話は。これこそ、暇を持て余した、神々の、遊び。

  • esmj淡路札幌カリフォルニア???

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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