あなたの人生、逆転させます: 新米療法士・美夢のメンタルクリニック日誌

著者 :
  • 新潮社
3.35
  • (6)
  • (32)
  • (39)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 223
感想 : 44
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103398516

作品紹介・あらすじ

ちょっと勇気を出すだけで、人生は変えられる! 人気精神科医が描く医療ドラマ。就活に失敗し、個人経営のメンタルクリニック院長助手になった美夢。しかし、変人だと思っていた院長は伝説の名ドクターで、ベッドタウンにあるクリニックは心の病のデパートだった! 毒親の連鎖、高度潔癖症、風俗店中毒、そして病の根源にあるものとは……『愛着障害』の岡田尊司が別名で描く、新人療法士の成長物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 深層心理や夢占いなど興味深い。
    心ってほんと難しい。思っても見なかったことが引っかかってたりするもんですよね。

  • 新米臨床心理士美夢と患者さん達のお話。心の病は根が深くて、完治するのは難しそうだけど、割とあっさり良い方向へ向かっていて、物足りなさを感じた。
    夢の解釈も諸説あって、印象的な夢を見るとネットで納得するまで検索しまくる私にとっては、いまいち信憑性がない。
    クリニックのスタッフさん達が患者の噂話するのは、あるあるなのかな?あるあるだと解釈しておこう。

  • 現役の医師が書くメンタルクリニックの話。著者の「タロットの迷宮」とかが好きなので、気軽な気持ちで読んでみたけど、勉強になることもたくさん。その代わり、専門用語も多い。そこは現役の医師と言うことで。最後の章の「安全基地」は自分の経験とシンクロしてしまい、すごく考えさせられる話だった。続編が出たら、また読むと思う。

  • なんとなく手にとった本で、読み始めたら結構スラスラと入ってきました。ただ、読み終えたあと、いつまでも印象に残る本ではなかったので☆3です。

  • 新米心理士も患者に真剣に向き合っているものの心理士自身の家庭も問題があって、心に何か傷がある。でもだからこそここにいるんじゃないかという上司の言葉には目から鱗だった。こんな理解ある上司と仕事したい。

  • 少々薄っぺらい感じ。もう少し奥まで掘り下げて欲しかったなぁ

  • 現役の精神科開業医の先生が書いた小説ということで興味を持って図書館で借りてみた。
    「こんなにうまくいくものか?」とは思うけど、いろんな人の問題の奥底を見つけ出していくのは読んでいて面白かった。
    割と軽くサクサク読めた。

  • クリニックの来院患者の悩みを解決していくストーリー。自分の悩みも聞いてもらいたくなった。

  • 心療内科に訪れる患者とそこで働く主人公の物語。患者が抱える心の病みが身近に感じられ読みやすく勉強になった。他の作品も読んでみたい。

  • ちょうど気分の浮き沈みが激しい時期にたまたま題名に惹かれ読んでみることに。
    私はこの本の患者の1人に共感し、まるで先生に助言を受けているような気になった。

    もっとファンタジーな話なのかと思いきや、精神的な問題を抱える患者の具体的な問題点と改善策が書かれていて勉強になった。
    小説としてもスラスラと読めたのでよかった。

    読み終わった時は読み始めた時に比べ、精神的に落ち着いてきた。
    鬱とまではいかない精神的な悩みがある人におすすめしたい作品だった。

全44件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年。現在、執筆の傍ら精神科医としても勤務を続ける。2000年、『D’Z』で横溝正史賞を授賞。2002年10月、最新刊『手のひらの蝶』も刊行。

「2003年 『DZ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小笠原慧の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×