- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103462088
感想・レビュー・書評
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顎関節症、拒食・過食、脱毛…。原因不明の症状に苦しむさまざまな人々。心身症を患った著者が、心理療法の紹介も織り込みながら「あるがままの自分」への回帰をうながすメッセージ。月刊誌『波』で連載されたものをまとめた。
なかなか,こういった治療は受けられず薬物療法がメインの世の中。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
追悼、夏樹静子。
心身症は不思議ながら必ずあるだろうなとは思う。
脳が身体を制御していて脳が感情も司るなら
問題の根本は変わらないだろう。
インタビューした相手がたまたま椅子が怖いを読んでいたりしてるのを見ると、
ある程度の著名人が語ることは
いろんな意味で影響力が大きいなぁ。 -
心が引き起こす病と言えば・・・拒食症と過食症、胃潰瘍、急性の腹痛(IBなんとか)、心臓発作ぐらいしか思いつかなかったが、この本を読んで多くの病(症状)があるんだなぁと思った。
総じて、自分に向き合い自分を知るり、考え方を見直すことで症状を緩和できていたことが印象に残った。
調子が悪い時や、落ち込んだ時は、自分に問題がないか(思考に偏りがないかなど)問いかけるようにしているが、あながち的外れではなかったらしい。
何点か印象に残ったフレーズがあるので、後日引用する。 -
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腰痛、醜形障害、顎関節症、過敏性大腸炎、摂食障害、抜毛症、円形脱毛症…心身症という病気 -
2008/4 読。
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同じようなストレスに直面しても、病気が出現する器官や症状が異なることを「器官選択」という 201ページ
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心の痛みが体の痛み(不調)となって表れる
腰痛に悩み筆を折る覚悟もしていた著者が心療内科で治癒し、他の症例を聞き書きした本 -
病気というものは各人が肉体的、精神的、社会的に生きてきた人生体験の結晶である。
痛ければ痛いまま、不安なら不安なまま、じーっと受け止めて、熱いお湯につかったような気持ちで、しかし逃げ出さず、目の前のなすべきことに打ち込みなさい。
あるがままに受け入れることは、痛みと共存することであると彼は教えた。共存すれば痛みは普通のことになり、こだわる対象ではなくあんって、症状へのとらわれは薄れ、結果的に消えていく。
頑張り屋の優等生、完全主義は心身症になりやすい。物事へのとらわれが、発症を誘い、症状へのこだわりがいよいよ状態を深刻にする。