- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103503811
作品紹介・あらすじ
女子力なんてお呼びじゃないわ。家賃は払えないけど犯人は捕まえるわよ! 西荻窪のシェアハウスでお気楽に暮らす女子三人組が、何の因果か探偵稼業に コスプレ系自称19歳の礼菜、茶髪武闘系の美緒、残念なメガネ美人の葵。こじらせ女子って一体誰のこと? 今宵も発泡酒片手に、その場しのぎのドタバタ迷推理で、ウチらに解けない謎はない! イケてない日常を笑い飛ばす、痛快新シリーズ!
感想・レビュー・書評
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キャラクターは全く好感の持てない人々。
ただトリックや事件の構図としては東川さんらしく面白かった。
法界院法子なる仰々しい名前にふさわしいセレブ社長の末端秘書(つまり雑用係)に任命された甥の啓介。
彼の最初の仕事は伯母が持っているシェアハウスに住む住民から滞納している家賃を徴収すること。
その住民三人組というのが啓介に輪を掛けて駄目なアラサー女性。
趣味に走るあまり会社も解雇されフリーターをしている彼女たちは、滞納している家賃の代わりに伯母の周囲で起きる事件の解決を約束することになる。
わざわざ大型テレビの下敷きにした遺体、真夜中に拾った洗濯機を誰が回したのか、浮気調査の行方、雑誌モデルにスカウトされ着飾ってもらいご馳走にもなった結果は…。
特に洗濯機の話はなかなか面白かった。
夜中に捨てられていた洗濯機がいくらキレイそうで使えそうだからといって拾ってはいけない。
雑誌モデルもよくある危険な話かと思ったらもっと混み合っていた。
序盤は敵対していた啓介とアラサー三人組だが、話が進むにつれてその連携が段々と上手くいくようになっている。
一体どんな風に丸め込んだのか、丸め込まれたのか。
啓介もアラサー三人組もマイペースで楽天家で身勝手で正直近くにいたら関わりたくないタイプ。
だが東川さんの作品だから上手く活きているというか、法子の人を使うことしか知らないセレブ具合といい、のらくらと上手く乗り切ってきたのであろう啓介らとのバランスが面白かった。
続編があるらしいが、キャラ読み志向にある私は読まないかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編 4つ。
すごく 楽しく読めました。
長野市に用事があり 久々に 鉄道に乗りながら
読みました。
いっきに 行きました。
たまに 表紙の絵を 参考に こんな人たちなんだな。
想像を膨らませながら 楽しみました。
続編は あるのでしょうか。
あるなら 読んでみたいですね。 -
東川さんの新作、新シリーズです。
東川さんの作品、となりますと…、
ドSの探偵(役)と、
ドMのカウンターパート(相棒、仲間)による、
丁々発止のやり取りと、ドタバタ騒動が楽しい、
コージー・ミステリーが売りだと思いますが…、
その観点からみてみると、
本作品は、ちと、キャラが立っていなぃかな~。
例えば、ストーリーテラー的なポジション?で、
唯一の男性キャラでもある見習ぃ秘書の成瀬を、
シェアハウスで一緒に生活させるなどの、
ちょっとしたアクセント?などがあれば、
もぅ少しお話全体にメリハリや拡がりも、
出てくるんではなぃかな~とも…?
とりま、本作品の評価は、ふつぅといぅことで。 -
表紙の絵につられて読みました
まるでアニメかドラマをみているかのようで、面白かったです
テンポはいい感じでしたが、
ミステリー好きの人は物足りないと感じるかもしれません…
私的にはこれくらいの軽い感じがちょうど良かったです! -
ライトなエンターテインメントミステリーとして楽しむ分には十分な内容かと思います。が、それ以上でもそれ以下でもないかな、、、と。
アラサー3人(といっても探偵として機能するのは1人のみですが)が解く事件に関するトリックについてはなるほどと思えますが、特段おどろくようなものではなく平板な印象です。登場人物のキャラもこれといって際立つものはありません。
最終章だけは葵本人が事件に巻き込まれる展開で、ちょっとしたハラハラドキドキがあり、読むスピードもあがりましたが、そのほかの章は少々退屈な内容。
東川作品は本作で2つめの読了となりますが、ほかの作品もこんな感じなのですかね? 「謎解きは~」で話題になった作家さんなのでもう少しオモシロイ作品かと期待したのですが…。 -
アラサー女子3人組が怪事件を解決するコメディミステリー。
Case1 かがやきそうな女たちと法界院家殺人事件
Case2 洗濯機は深夜に回る
Case3 週末だけの秘密のミッション
Case4 委員会からきた男
ちょっと癖のある性格の3人組がシェアハウスしているかがやき荘のオーナーで、女性実業家の法界院法子から家賃滞納をチャラにする条件で殺人事件の解決を依頼される。
ミステリーオタクの小野寺葵をリーダーに、中国地方の方便を操る武闘派の占部美緒、女子高生ファッションの関礼菜とともに、殺人事件や依頼を解決する。
キャラが強烈でご都合主義だけど、軽めのエンタメで好き。 -
ミステリ。コメディ。連作短編集。
著者お馴染みのギャグ満載のユーモアミステリ。
「委員会からきた男」はわりと好きだったが、全体的には微妙な完成度。☆2.5。 -
西荻窪のシェアハウスでお気楽に暮らすアラサー女子三人組が、何の因果か探偵稼業に!?
コスプレ系自称19歳の礼菜、茶髪武闘系の美緒、残念なメガネ美人の葵。
今宵も発泡酒片手に、イチかバチかの犯人捜し!
ダメ女子三人組が怪事件に挑む! -
シリーズ化狙ってそうな気もするが…。洗濯機の件が面白かった。