- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103504719
作品紹介・あらすじ
かわいいあいつも、食べるとおいしい。怒ると「臭い」ラクダやリャマ、おねだり下手なイグアナ、突然キレるワニ。そんな動物たちを……ええっ、食べちゃうの!? 白子のようにふわふわなヒツジの脳みそ、コラーゲンたっぷりのアルマジロ、舌の上でとろけるトナカイ――世界100以上の地域を訪ねた著者が、動物たちとの出会いとその意外な味を綴るエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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これから何の動物を見ても味を考えてしまいそう。
海外回れる財力欲しいな〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知的好奇心を満たすような1冊。
生きものについて知るのが好きなので、
「こんなんも食べれるのか〜」と
ゆるっと楽しめました!
食べよう、とは思わないけど
興味本位で「どんな味なんだろ?」とは
思うこともあるからちょうどよかった。 -
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https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00538908 -
色んな国でのエピソードと共にへんな肉の料理について説明してくれる旅行記。世界の人々の面白い話がたくさんあってサクサク読み進めることができた。
その国の宗教や歴史なども踏まえて料理ってできてるんだなと教えてもらった。 -
実際に食べたら 固い おいしくない と思うかもしれないんだけど 赤身の筋張った肉を噛み締めるのは まさに噛めば噛むほど味が出そう どこの国でもおばちゃんがお節介だったり 合間のエピソードもほっこり笑えます
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世界一周をしたライターが食べた変わった肉料理のレポ。
食べた国、調理の仕方、その前後のエピソードなども書かれていてサラッと読めます。 -
内容としてはなかなか面白かった。自分の食べたことのない動物の肉について、それなりの知識を得ることができ、雑学としては有用だった。ただし、不満は残った。まず文章。体験の内容がかなり非日常的なために、いちおう読ませはするが、もう少し物書きとしての文章のテクニックは必要だと思う。
ひとそれぞれに好き嫌いがあったり、普段食べつけないものへの挑戦を拒否する人もいる。自分は、人生は一回きりなのだから、機会があったら、初めてでもどんな味なんだろうと必ずチャレンジしてみる性格。だから、筆者の性格や体験には共感できた。思い立って会社を辞めて世界一周旅行に旅立ってしまうという行動力は自分にはないので、さすがとは思うし、こういう人がいるからこちらもいろいろ世界が広がってありがたいこと。性差別するつもりはないが、女性ということで、かなりあぶなっかしいと思うような体験も出てくるが、あるがままに受け止め、のほほんとしているうちにやりすごせてしまっている。そういうのって運の強さかも知れないが、よくぞご無事でとはらはらし、自分も何があってもあまり慌てず、そういうものかと受け入れる方なので(特に海外においては)、共感できる部分も多かった。ただ、やはり文章のせいで、淡泊すぎるというのか、せっかくの事件や世界の珍しい地域の人々との交流の部分のストーリーが少し物足りない。そんなもので済んだのかなあ、もっと書き込んでみたり、表現の仕方によってはもっともっと鮮やかに感動なり、迫力のあるリアルさが伝わって、さらに面白い本になったのではなかろうか、という点を少々残念に思った。 -
「かわいいあいつも食べるとおいしい」
旅の記録は、旅していない私まで旅に出た気分になります。肌で感じる国土の雰囲気、特色豊かな食事、伝わらない言葉、宗教色が強い文化、身振り手振りのコミニュケーション、著者のフィルターを通して、おもしろおかしく伝わってきます。
美味しそう食べてみたいと思っていたお肉が食べてみると美味しくない。可愛いから食べたくないと思って、いざ食べてみると美味しい。おもしろおかしいエッセイでした☺︎ -
職業=旅人とでもいうべき作者が、世界中で味わった肉(それは日本では決して容易に味わえない、食肉の範疇にないものが大半)料理の数々を、エピソードで綴る一冊。
食べるものが変われば、世界観も広がる。
それは食を通して、異文化を咀嚼し、ともに味わう喜びを知るからだ。あとでなるほどそうだったのか!と手を打つのだが、深夜の田舎町で見知らぬ老婆に手を引かれて異教徒の家に上がり込む事態になったり、自分が注文した皿にちょっかい(というか盗み食い)されてプンプンしたり。
旅でしかありえない、びっくり仰天ハラハラドキドキの展開だらけなのだが、語りが軽妙で実に愉快!
ふだんおいそれと旅に出られない人には特におすすめ。
掌上の世界旅行が(危険度ゼロで)楽しめること間違いなし。
プロフ写真では痩せて見えるが
作者は食に関する偏見が全くない(世界の文化に対しても
リスペクトの心がないと旅自体楽しめないものね)。
このたぐいまれな冒険心と体力&大和魂の白石女史の
ひと皿をご賞味あれ! -
世界中で食べた「へんな肉」を語るというんだから、若いとはいえ面白いのだろうと期待して読んだが、内澤旬子や高野秀行を期待してしまったため、とんだ肩透かしだった。それぞれの食体験に至るまでが非常にあっさりしている。紀行文としてたいしたことないんだなあ。食文化についても、もうちょっと調べて書いてほしい。
読みやすいけど、味が薄い。薄すぎる。さらっと読めて、それでおしまい。世界の複雑さや奥深さに感動し、いつか自分も行ってみたいとそそられるようなことはまるでない。
絵も、上手いとは言い難い。表紙の絵がいいので、本文に添えられているさっと描かれたマンガみたいな絵に余計魅力が感じられない。
こういうの読むと内澤旬子や高野秀行って文章上手いんだなあと改めて思う。そういう意味では読んで良かったのかも。さ、高野秀行読もう! -
トークイベントがとても面白く、その場で購入。サインまでいただいてしまいました。
しかし、残念ながら文体が受け入れられませんでした。買ったことを後悔しています。(内容はとても面白い。私もキリン食べてみたいです。)
ブログであれば楽しく読めたと思います。 -
本書は旅エッセイの食事に主眼を置いた書である。しかしながら旅エッセイでの本当に面白い文化差異を見る時に、食べている肉だけに着目したのはもったいない。カルチャーショック、そこに至った歴史風土の違いまでを描けていたらより面白い本になっていたと思う。
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10-1-10
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食べることは万国共通
しかも「肉」という視点がユニーク
確かに、ところ変われば…
は確かなところ
ひよっとしたら
日本に来た異国のライターが
「なんと! 日本では 魚を生のまま食べている!」
なんてものもすでにあるのかもしれませんね
好奇心の深さ と 軽妙な文体が
さらっと 異国の食事にいざなってくれます