ジャパニーズ・スマイル

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 27
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103511052

感想・レビュー・書評

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  • ▼中島みゆきさんが遥か昔に上梓したエッセイ集。なんだまた今そんなもの読むねん、ということですが、中島みゆきさんの歌はずっと好きで今も好きで周期的に「みゆき愛」に襲われるのでそんなタイミングで購入した積読でした。

    ▼内容はエッセイとしては浮き草時流物に過ぎませんが、一種時代の考現学にもなります。男女の役割やジェンダーについて触れたものなど、そういう意味で興味深い。

    ▼あと、少なくともこのころは?一定の周期で日本中ツアーで回るという暮らしが、一種「旅芸人」なんだなあ、というのがしみじみと感じました。つまりまあ、疲れるし、やるせないし、「堅気じゃねえなあ」と感じるその皮膚のひりつきみたいなものが。まあ、疲れますよね。サラリーマンでも出張続きなら(初めは愉しくても)そのうちには、ねえ。しかもある程度の大都市と決まってるから、変化もそれほどはないだろうし。

著者プロフィール

中島みゆき
1952年札幌市生まれ。藤女子大学文学部国文学科卒。75年「アザミ嬢のララバイ」でデビュー。同年、世界歌謡祭「時代」でグランプリを受賞。76年ファーストアルバム「私の声が聞こえますか」をリリース。アルバム、ビデオ、コンサート、夜会、ラジオパーソナリティ、TV・映画のテーマソング、楽曲提供、小説・詩・エッセイなどの執筆と幅広く活動。

「2020年 『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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