ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。 極道歴30年中本サンのカタギ修行奮闘記
- 新潮社 (2018年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103511922
作品紹介・あらすじ
超武闘派組織・専務理事から一転、「元暴」返上目指して今日も感謝で営業中! 両親の失踪で親戚たらい回しの子供時代からワル街道まっしぐら! 自ら飛び込んだ任俠稼業を思うところあって獄中離脱。出所後は、地元北九州で堅気の人生やり直しを心に誓うが前途は多難! 銀行口座開設、保険加入、賃貸契約もできない現実の厳しさ、受け入れてくれた地元人情のありがたさ……秘めた胸の内と「過去」を激白!!
感想・レビュー・書評
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ヤクザだったといっても同じ人間で毎日をなんとなく生きている自分達なんかよりも人間らしく感じた。
毎日1日、1日を一生懸命過ごしいく事の大切さを学んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容は、まさにタイトル通り。
主人公は、福岡・小倉で暴力団・工藤会から足を洗ってうどん屋さんを始めた中本さんという方。少し前にNHKでも報道されたという。
凄惨な半生、ヤクザ社会にドップリと浸かったバリバリの現役でありながら、自分を持ち、克己心あった方故に、何とか更生の道を歩むことができたのだろう。心底から応援したくなる。
合間合間に北九州のヤクザ史が挟まれて、北九州市がどのようにしてヤクザが蔓延る街になったのか。歴史的な知識もついた。 -
第42回アワヒニビブリオバトル「道」出張@もりのみやキューズモールで発表された本です。
2018.08.22 -
元暴5年条項が存在することも知らなかったので驚いた。
犯罪を犯してしまった人は1人で反省はできるが、1人で更生はできない現実がある。更生のために周りがどのように手を差し伸べていけるかが日本の問題であることを知った。
中本さんの周りに感謝をしながら今を一生懸命生きている姿勢に刺激をもらった。