欲が出ました

  • 新潮社
3.83
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本棚登録 : 2321
感想 : 210
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103524526

作品紹介・あらすじ

「欲が出たって、いいじゃない!」人気絵本作家ヨシタケシンスケの、大人気スケッチ解説エッセイ第二弾! 楽しくて、グッとくるイラスト、150点以上収録! 人間って、プチ欲が出たとき、何とも言えなーい顔をする。そんな一瞬を、ヨシタケ流スケッチ&エッセイで、切り取ってみました。たとえば──。「わー!イライラしてきたどうしよう……」「ネコにほめてもらう方法」「それ、お母さんが言ったの?」「人間はみんな期間限定なのに」「架空の島で休暇を取りたいっ!」……。欲が出るから失敗するけど、欲が出るから人間って面白い!? 12万部突破の『思わず考えちゃう』に次ぐ、イラストエッセイ第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • 絵本を読んでいたのでエッセイ読んでみた。
    面白い発想だったり、そうそうと頷けたり。クスッと笑ってしまったり。そしてポロリと涙も・・・
    素敵な本でした。

  • 「思わず考えちゃう」と同じスケッチイラストの解説エッセイ第二弾。
    一作目と合わせて読むのがオススメです。前作との大きな違いは著者の解説のないラフスケッチイラスト集が豊富についている点。これが読者の想像に受け取り方が委ねられるのが味わい深い。
    刺さる作品が前作の方が多かったと感じたので星3つ。完全に個人の主観なので、ご自身でぜひ比べてみてください!

  • 同感できる所がいいわ~

  • ヨシタケシンスケさん。人間に対する優しさが心地よいです。自信満々じゃないところが共感を呼ぶのかな。

    以下、
    だってホラ本人だもの。あきる訳にはいかんわな。
    途中略。
    環境を変えると何かよくなるんじゃないかと、人って思いがちですけども。でも結局、どこに行っても本人は本人ですからね。すべてをリセットできる訳じゃない。
    人間である以上、そこをどうにか飼いならして、自分の中でどうにかして面白がっていかざるを得ないよな。だって本人だものっていう、身も蓋もない話でした。

  • 時々共感できることがあるイラストエッセイ。
    そんなに深いことは言っていないが、ヨシタケさんらしい視点で、日常を切り取っています。
    どこまでなら怒られないかを教えて欲しいとか、確かにそう思うことなぁーと考えたが、全体的には内容が薄い。軽く読める一冊。

  • 欲の話しと言うより、大人の毎日の物事をこども目線で見たり、世の中を角度変えて見たりすると楽しくなるかもよ的な、ポジティブでほっこりするエッセイだと思います。

    前半はシンプルに面白く描かれていましたが、後半は仕事の欲や承認欲求、愛の欲、後先欲求など大人は必ず経験していることについて哲学的に語っていました。
    死についてや戦記については難しいようで、苦手なこともオープンなのが共感します。

    イラストも好きですが、「期間限定の人間」「行かないで僕の興奮」「ボク、1回まっぷたつになったことあるんです!」とかキャッチコピーがイラストとギャップがあるのにしっくりくるところが素晴らしいと思いました。
    ヨシタケシンスケさんはかなり狙っていると考えられます。欲が出ましたね!

  • 絵本作家さんとしてヨシタケシンスケさんのことは認識していて、そのうえでエッセイを拝読しました。

    内容はさておき、絵本作家さんが自分の奥さんのことを「嫁」って言ってたり、自分にとってラッキーな物事が「突然美女に抱きつかれる」だったり、
    なんとなく児童向けの作品を作っている人は純新無垢なんじゃないかっていう印象があるんですけど、ちゃんと大人の男の人なんだなぁ、と。絵本作家してても夜の営みはちゃんとしてるみたいな、人間としてのプラスなギャップを感じられてとてもよかったです。

    本編と関係ない感想はここまでにしておいて、人間のいろんな欲についてまとめられていて、自分の中の優しい部分と汚い部分を第三者から指摘された気分でした。とても面白かった。
    まとめると、上手に生きたいですね。上手に生きて、スっと人生を終わりたい。もう今の時点で何個かやらかしてるんですがね。
    でも今からの人生も、周りの人も、結構みんなやらかしてると思えたら楽になります。読めてよかった!

  • やさしいな

  • ヨシタケシンスケさんの本は絵が好きで読みました。
    悩んでることとかが面白くてちょっと笑っちゃうところもありました。

  • 期間限定商品好きですが、人生について考えたことはなかったなーと思った一冊。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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