- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103529736
感想・レビュー・書評
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インターネット黎明期。
ゲイのコミュニティを知りチャットを始めていく。
この作家は他の著作でも、こうしたゲイのコミュニティをしっかりと取材して書かれてますね。
これまで関心の薄かった未知の世界を主人公視点で描いており、興味深く読ませていただきました。
ですが、もう一度読み返したいとは思わないかなー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特に何と起きずに終わる。割とゆったりした話。野村さんは一体どうしたのか。父との微妙な敬愛しているが微妙な関係と揺れ動くセクシュアリティが描かれる。
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読みやすい文面ですが
わたしには難しすぎるストーリーでした。。。 -
一気に読み切ってしまった。すごくよかった。
余韻が心地よい。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50327073 -
宇都宮に住む高校2年生。家族、友人、そして自身のセクシャリティと微妙なバランスを保っている。父親を敬いながら、父の仕事や友人関係も理解する。どこにでもあるような家族関係の中、主人公の揺らぎがどのように変わっていくのかを想像しながら読んだ。
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何も始まらずにおわる。私はあまり比喩表現が合わなかった。
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23年9月4日読了
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高2の頃の、子供と大人の間にある不安定な時期に感じる微細な違和感や感覚などが言語化されているように感じた。
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短編で川端康成文学賞の受賞経験のある著者。そして今回は芥川賞候補作品の今作。
たしかに捉えどころがない感は川端康成の小説を読んでいるときの、それと近い。
著者とは同い年のため、1995年の頃のバブルが弾けた後の社会のざわついている感じや、インターネット黎明期という未知のものへの期待感、それに逆行した古いものへのノスタルジーは、肌で感じたので懐かしさを感じた。
ただ、著者がこの作品で何を言いたいのかはうまく読み取れず、、、。
著者が哲学者である所以か、再読しないと掴めなそう。