- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103549529
作品紹介・あらすじ
唯一無二の主人公、再び。その前途、誰にも予測不能! 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応えますますパワーアップの全5篇!
感想・レビュー・書評
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なにこれ、めっちゃ面白い。読みながらニヤニヤが止まらなった笑 少し前から多くのフォロワーさんの本棚に初作が並んでいるのを目にし、図書館予約したものの、時既に遅し。一向に届く気配がなく、なんと新作のほうが先に届いてしまった。
誰に対してもタメ口のように話す主人公「成瀬」がとにかく魅力的で、ぶっ飛んだ行動も「成瀬」ならしょうがないと思えてしまう。むしろ、次はどんなことをするのか期待してしまうほどに。個人的なツボは、突如”ですます調”で話す「成瀬」。普通のことを普通にやっても面白いとか、最強すぎる笑
次作はおそらく就職編か、それともゼゼカラで世界を目指すのか。心待ちにしつつ、原点である「成瀬は天下を取りにいく」の到着を待つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あーー面白いなぁーーー。最高だ。
前作の流れのまま止まりませんでしたーー笑笑
もー本当、キャラ設定が良すぎます!前作に続き展開が読める様で読めないからこそ、その先が面白い。『ディープインパクトvsアドマイヤジャパン』そして『ユニクロ』の例えは秀逸。そっか!これだっ!って電車の中で本気でニヤけました。これは周回できるし、そして強くオススメできる!
シリーズが続く限り読み続けたいです!!凝り固まった頭を緩やかに解してくれる心地よい小説です。
何でもそうだけど二番煎じで最初を超えるって相当なんだけど、この作品は本当にあっぱれです笑 -
成瀬!!!最高だよ!!!!
読んだ本を覚えていられないタイプの私
前作は去年の5月に読了したようだが
成瀬のことは忘れてなかった!!
そして前作よりも遥かに面白くなっている!
前作は星3つにしてるもんな。
今回は5つだもんねー!!!
既に読者が成瀬についてわかってるから
最初から成瀬ワールドを楽しめる
スピード感もいいし、新たな登場人物たちによって面白さの幅も広がってる
あっという間に読めてしまうけど
ずっと感じていたい爽快感があって
読んでいてめちゃくちゃ元気になれる!
変わらない成瀬。
でも周りの人たちを知ることで
より成瀬のことを知れた。
成瀬ガチ勢には声出して笑った!
あと成瀬の父がなかなか良い!!
成瀬に若干口調が影響されている気がする。。
それくらい影響力がある。
成瀬に会いたい!!
もうすっかりファンなのだ!!!
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成瀬シリーズの第2弾。
前作から立て続けに今作品もあっという間に読みきってしまった。やはりめちゃくちゃ面白い。
成瀬の努力家で実直な真っ直ぐさがとても心に敵う。
今作品も5篇からなる短編集。
それぞれの篇で視点が違い、小学生のファン、父親、バイト先のクレーマー気質のお客さん、琵琶湖観光大使の相方、そして幼馴染みでゼゼカラの相方の島崎、各々の目線からの成瀬の物語が綴られている。
前作でも思ったのだが、作者は40頁位の物語を誰もが共通した共感を味わえる物語にする能力に長けている。
これって相当の技術と言葉選びがないと読者に共通の読後感を残せないのではないか。読者の趣向で好き嫌いはあるにせよ、皆が一貫した共通の「成瀬」を読んでいると思う。
自分だけの人とは違う成瀬像は想像できない、皆の中で共通の成瀬が存在している。
不思議な魅力だと感じる。
今作品の方が前作より面白さが増しているように感じた。
なんかハートウォーミングとも違う、青春物語とも違う、語彙力が無くてうまい言葉が見つからないが、角のない柔かな芯みたいな物を常に感じた。
それはとても素敵で穏和で柔和で深い厚情がみてとれた。
もし前作が本屋大賞を受賞していなかったら、自分はきっと読まなかった作品に違いないと思う。
そう考えると凄く勿体ない選択をする所だった。
作品自体も当然素晴らしい、両方の意味で素直に良かったと感じた。
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今年初の図書館本です。(泣)
成瀬あかりの大学受験から、京大合格。
そしてアルバイトを始め、びわ湖大津観光大使になります。
連作短編集です。
成瀬の中性的な「わたしは~だ」のあのベルばらのオスカルのような喋りにまた逢えて、嬉しかったし、楽しかったです。
作者の宮島未奈さんはユーモアのさじ加減が上手いと思います。
話はとても面白かったです。
後半の三篇
「やめたいクレーマー」と
「コンビーフはうまい」、
「探さないでください」が特に面白いと思いました。
以下ネタバレですが、
「やめたいクレーマー」で成瀬がバイト先のフレンドコート大津打出浜店でクレーマーの呉間氏に成瀬が
「かごの中身を見ただけで、合計金額を算出する練習をしているんだ」と言い、
呉間氏が「ユニクロかよ」と答えるところは、私も最近ユニクロに行って驚いたばかりだったので、笑いころげました。
最後はやっぱり島﨑みゆきの登場で締められていて、こうでなくちゃと思いました。
最後に膳所駅という文字が出てきた時、自分の郷里に帰ってきたような懐かしさを覚えました。
それにしても、私も成瀬の行動力をわけてもらいたいです。-
2024/03/24
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まことさん、こんばんは〜
面白かったですよね〜
いろんなところで笑っちゃいますよね。
ほんと、成瀬の行動力を見習って、新しいことに挑んでい...まことさん、こんばんは〜
面白かったですよね〜
いろんなところで笑っちゃいますよね。
ほんと、成瀬の行動力を見習って、新しいことに挑んでいきたいですね(^^)2024/03/24 -
Manideさん、おはようございます♪
面白かったです!
宮島美奈さんは、ユーモアのセンスがいいですね!
私も、もうちょっと若かっ...Manideさん、おはようございます♪
面白かったです!
宮島美奈さんは、ユーモアのセンスがいいですね!
私も、もうちょっと若かったらよかったのにぃと思います(笑)。
3作目が楽しみですね!2024/03/25
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ヒボさん、こんにちは!
私も前作よりこっちの方が好きだと思ってました(*^^)v
ヒボさん、滋賀で過ごされたこともあって
この作品には...ヒボさん、こんにちは!
私も前作よりこっちの方が好きだと思ってました(*^^)v
ヒボさん、滋賀で過ごされたこともあって
この作品には生まれ故郷もある??
どこだろ??何気に気になります(^^)2024/04/03 -
かなさん、こんばんは♪
今はなんちゃってハマっ子を名乗っていますが、横浜の前は滋賀にいたんですよねー
故郷は今のところ内緒ですが、今まで...かなさん、こんばんは♪
今はなんちゃってハマっ子を名乗っていますが、横浜の前は滋賀にいたんですよねー
故郷は今のところ内緒ですが、今までに読んだ作品に地名が出てきたレビューには多分同じように記しています^^;2024/04/03 -
2024/04/03
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「前作より面白かった」と言うレビューが多く、気になって悩んだ末購入
結果、前作より面白かった〜!ദ്ദി˙◡・)
きっと大津市民や滋賀県民は、もっと楽しめたのではないでしょうか?
成瀬あかり史が増えて行く様が興味深い
今作は五人の視点でそれぞれ話が進むのだけど、みんな成瀬あかりのブレない行動に影響を受ける
自分と同じ価値観や嗜好の人と一緒にいるのは楽だけれど、全く違う人と行動を共にする時間は新鮮で発見が多い。✧。・゚
『やめたいクレーマー』のおばさんは
成瀬あかりに出会わなかったら、ただのスーパーのクレーマーだったはず
彼女に出会って報われる
人を自分の感覚で捉えず、常に大津への地元愛が土台
若干19歳で出会った人を幸せにする力も持ち合わせているとは恐るべし
一度見た聞いた名前を忘れないのも、誰でも名前覚えていてくれたら嫌な気しないし、マイペースだけど意外と人の心を抑える所は抑えているよね
__勢力を広げたいなんて戦国武将の志だ__とある
前作から私も成瀬あかりは「武士か?」と思っていた(ノ*>∀<)ノ
何があっても泰然自若とした態度で対処し、「拙者」とまでは言わないけれど、あの「現代用語版武士」の様な断言する話し方は、ある程度自分に自信があって経験値がなければ出来ないだろうなあと思う
今作を読むと一日24時間じゃ足らない、人生200年と豪語する理由がよくわかる
彼女の頭の中は、いつも目まぐるしく回転しているのでしょう
彼女の一日の動画があったら見てみたい(⁎˃ᴗ˂⁎)
どんな大人になって行くか楽しみ♡
次作はもっと島崎さんとの絡みがあったらいいなあ〜
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まことさん、こんばんは(⁎˃ᴗ˂⁎)
(うわぁ、まことさんだ… (ノ*>∀<))
こちらこそ、いつもいいねをありがとうございます
(*ᴗˬᴗ...まことさん、こんばんは(⁎˃ᴗ˂⁎)
(うわぁ、まことさんだ… (ノ*>∀<))
こちらこそ、いつもいいねをありがとうございます
(*ᴗˬᴗ)
私も前作から彼女の話し方が気になっていて、何かに似ているとずっと思っていて…
おじさん?いや違う、偉そうな上司?いや違う、武将か?…なんて考えていました所、前作のまことさんのレビューのオスカルの所を読んで、そうか、それはありだな、なるほど〜!って思っていました笑
ユニクロの所は、私もまことさんと同じく笑ってしまいました
上手い表現でしたよねദ്ദി˙◡・)
そうやっていつも頭を働かせている彼女は凄いなあ、歳とってもなかなか呆けないタイプだと思いました笑
コメントありがとうございます
こちらこそこれからもよろしくお願いします。✧。・゚2024/03/23 -
ハッピーアワーをキメたK村さ〜ん♡
こちらでも(^o^)/
うわ〜!ほんと武士っぽいかも〜笑笑
拙者とか言ってもおかしくない話口調ですもん...ハッピーアワーをキメたK村さ〜ん♡
こちらでも(^o^)/
うわ〜!ほんと武士っぽいかも〜笑笑
拙者とか言ってもおかしくない話口調ですもんね〜笑笑
私も今作の方が、より好きでした♪
でも欲を言えば、次作はもうちょっと島崎との絡みが見たいですよね〜(*^_^*)2024/03/23 -
mihiroさん、おはようございます♪
今作は、五人から見た成瀬あかりという人柄が描かれていて面白かったですね〜
島崎みゆきとの絡みが少なく...mihiroさん、おはようございます♪
今作は、五人から見た成瀬あかりという人柄が描かれていて面白かったですね〜
島崎みゆきとの絡みが少なく読者に淋しい(꒪̥̥﹏꒪̥̥ )と思わせてからの!次作なんですよ、きっときっと…ナンツッテ〜(ノ*>∀<)ノ♡2024/03/24
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前作『成瀬は天下を取りにいく』は、コロナ禍の閉塞感を打破する、とっても爽やかで、心地よい風が吹き抜けるような読後感でした。その描かれる世界は、心の痛みや生きづらさに寄り添う物語の対極にあるものだったと思います。
続編の本作はと言うと、ひゃっほー! 心配ご無用! またしてもやられた〜! いい、とってもいい! 期待以上のアップデートでした。
全5篇、日頃の鬱屈やモヤモヤを吹き飛ばしてくれる爽快感で、本作も一気読み必至の第2弾でした。無限に読んでいられます。成瀬がますます魅力的で、ファン激増確定ですね。
前作が、限られた範囲(膳所)の活動と友人・島崎との物語とすれば、本作は、高3・大1の物語で、成瀬の目線・活動範囲が広がり(京大進学、びわ湖大津観光大使)、周囲の人たちの心配を他所に、関わる人たちを意図せず救っていきます。成瀬あかりはブレません。あんた最高だよ!
合戦場跡や居城等、名だたる戦国武将ゆかりの地である滋賀から羽ばたき、我が道をゆく成瀬。もうたまりません! ずーっと見届けたいです。
著者の宮島未奈さんによれば、ひとまず全3巻構成を目指し、この物語をライフワークにしたいとも仰っているらしい‥。ヨッシャー、待ってます!
「瀬を早み〜」の成瀬あかりに次作も「逢はむとぞ思ふ」! ぜひ、「いかにもわたしが成瀬あかりだ」と、また私たちの前に登場し、言ってくれ!-
全3巻構成!!!
それはいいこと聞きました(^^)!!
また成瀬に会えるんですねー!!!
今から楽しみですー♪全3巻構成!!!
それはいいこと聞きました(^^)!!
また成瀬に会えるんですねー!!!
今から楽しみですー♪2024/02/16 -
2024/02/16
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というわけで当然★5なんなら★5じゃ足りない『成瀬は信じた道をいく』です
前作で成瀬にメロメロにされた成瀬ファンは当然絶対読むべき一冊なのですが、わいはほら島崎みゆきファンだからさ、君らとはちょっと立ってる場所が違うわけね
まぁ成瀬に関しては一歩引いた目線で見れるわけよ
で、やっぱり本作の面白さは成瀬の強力なキャラクターによって成り立っているわけだけど、この成瀬あかりの巻き起こす物語がとてつもなく「気持ちいい!」のよね
じゃあこの気持ちよさってどっから来るのよ?って考えたとき成瀬がマイペースでがんがん突き進んでいく途中で「普通」と「普通じゃない」の境界線が溶けていく瞬間があるのね
この瞬間がすんごく気持ちいいのよね
「普通」と「普通じゃない」が全部まとめて成瀬の「普通」に飲み込まれるこの瞬間になんか脳汁がどぱぁってなるんよ
そしてそれこそが島崎みゆき目線なのだ!-
2024/02/22
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2024/02/23
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2024/02/23
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「成瀬」の続編。
表紙の絵のとおり、大津市在住の京都大学一回生の成瀬あかりが「びわ湖大津観光大使」となり、全国制覇を目指す物語。
天下は取れるのか!?
成瀬あかりはブレない。
その安定感がこの作品全体のトーンにも影響しているのか、落ち着いて読める。
読者が、楽しい気分の時も、落ち込んでいる時も、嬉しい時も、悲しい時も、怒りたい気分の時も全て受け入れてくれるような包容力がある。
読後は、人生をさらに頑張れるような気分になる。
クレーマーも含めて、登場人物がみなほのぼのとあたたかい人たちなんだよな。
その中でもやはりダントツ、成瀬あかりはかっこいい。
新川帆立さんと同じく、気づけば僕も成瀬中毒だ。
この作品は、2025年から2026年の初頭を描いている。つまり今よりすこし未来を描いているだが、よく考えてみると、成瀬あかりは来年受験して大学一年生になるということは、うちの娘と同い年だ。
娘の成長を見守っているような気分になるのかな。
最もうちの娘はこんなまっすぐじゃないし、勉強できないけど笑
成瀬の漫才の相方、島崎が巻末で祈っていたようにこれからもずっと、成瀬を見ていられますように!
さらなる続編に期待!
♫僕はここにいる→お家へ帰ろう/山崎まさよし(1998)