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- / ISBN・EAN: 9784103800088
感想・レビュー・書評
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町田氏とアラーキーのコラボ作品。アラーキーの写真は小説世界とリンクしているようなしていないような微妙な距離感があって、その間を埋めようと想像してしまう。まだ若い町田氏。目がらんらんとしていて、格好がいい。
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アラーキーの写真に魅かれて読み始めたけど、町田さんの小説とそれぞれが個性を放ちながらもひとつの物語ができあがっている感じ。
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地下室臭というか、裏路地臭がぷんぷんしていて、町田康はいけめんなんやけど全体的にコキタナイ雰囲気。
高校の頃のわたしにはちょっと刺激が強すぎたなっていう印象やったんだが、今読んだら違うんかもなー。
裏路地臭は、町田康やなくても唐十郎やつげ義春でもにおってくるんやけど、これはえっちいのでちょっとだけ雰囲気違うよーな。 -
フォトから著者がイメージを膨らませる写真小説。実験的小説家なのか。写真は暗く陰鬱。ところどころに淫猥な裸体もある。小説の方はそれなりにストーリーを構成し結末への期待感もそそりながら展開する。著者の息苦しさを感じたのは、はたして自分だけだろうか。
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アラーキーと町田康。
このどうしようもなく切ない世界に引き込まれる本書は恐ろしい。
写真と小説のインスパイア。
ほんと生々しい。 -
荒木さんの写真、最後のページの写真、読んだ後の余韻みたいなのがすごい湧き上がってくる。
町田康の小説は初めて読んだのですけど、独特な言い回しに毒されました。
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赤い部屋は気が狂うと思う絶対
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大阪の街を彷徨う町田康を主演に荒木経惟が濃密な写真を撮り下ろし、その写真からインスパイアされた町田康がスリリングな小説を書き下ろす。イメージが膨らみ、物語が錯綜する。写真・小説の最高のコラボレーション。
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なんてーの。
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町田康の世界観みたいなものは本当はあまり好きではなくて、これで普通の小説だったら、「けっ」と思って嫌いなところを、読ませてしまうところが彼のすごいところだと思う。ついつい読んでしまうのだよなー。