- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103956020
作品紹介・あらすじ
極北の自然は感動に満ちている-美しい北極圏の動物たち、遥遠なる大地と海、生命溢れる十二か月…優しく澄んだ眼でとらえた、星野ワールドの最高峰。
感想・レビュー・書評
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写真がとにかく素晴らしい。
こんな極北にも多くの種がたくましく生きていて、生態系を成していることにただただ驚かされる。
動物、植物、人間、天候、土地が織りなす鮮やかな世界。
その一瞬を切り取るのにどれだけシャッターを押したのだろう。
過去の刹那の時と空間を繋いでくれたことを尊く思う。
この気持ちは、命の連鎖についてのものと同じなのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
S図書館
星野氏最後の写真集
横長A4、重い、119 ページ
12ヶ月、春夏秋冬、アザラシ等の写真
金関寿夫「魔法としての言葉」と本人文章
生命、季節のうつろいを感じた -
星野さんが見てきた世界を垣間見られる
ところどころにある神話や星野さんの文章もこれまたいい -
市川で開かれていた星野道夫展覧会の会場で読んだ。1年12ヶ月の章に分かれていて、その扉に書かれた極北の民話や神話、物語が写真集をより良いものにしている。また開きたい写真集。
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姉に誕生日プレゼントとして貰ったもの。
少しずつ読んでいます。写真きれいでほれぼれしています。
星野さんが亡くなっていたことをこの本で知りました。小さい頃に,星野さんの書かれた本をいくつか読んでいたので信じられません。まだ亡くなられるにはお若いと思います。
この本で綴られるような写真や文字を私たちに与えてくれる才能が一つ消えてしまったのだと思うと,残念でなりません。 -
アラスカいいな~、又行きたい!
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亡き父からのプレゼント
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星野さん最後の写真集ということで、図書館から借りました。
写真に魅せられます。アラスカという大自然の息吹を見る者にも感じさせてくれるような一冊だと思います。 -
最後の写真集。
1年12か月、其々の月にエスキモー語のタイトルを与え、
神話もしくは物語で始めている。
アラスカそしてこの地に生きるあらゆる生命への深い愛と尊敬、
同時に世界の多くの場所で失われているある価値観への憂いを
感じる。
自分の生の根源に思いを馳せる。
アラスカの創生神話と聖書の創世記は驚くほど類似している。
自然の摂理に近く生きている人は、いかなる文化の中にあっても
必ず神そして魂を中心に己の生を捉え生きる。
これは、単なる偶然の一致なのか。
極北の雪原と荒野の中に、生を与え与えられ最期は一つになった
写真家の、優しく厳しく、静寂の力が満ちている目線が尊い。
宝の一冊。-
2009/06/22
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2009/06/22
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