- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104000029
作品紹介・あらすじ
「露地庵先生」こと世界の美術家モリムラが、大阪の露地裏から眺めたあらゆる事象をゆるりと考察する、最新エッセイ集。
感想・レビュー・書評
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若冲へのわび状(忘れていてすみませんでした)、フェルメール(小さい、少ない、大人しい)と彷徨える日本人、美味しい数字(今半、なだ万、はり重 ほか)、見知らんグルメガイド 等等、興味深いお題が並んでおります、どれを読んでも面白い、その書き手、売茶翁となった露地庵先生に☆四つ。
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森村さんの作品は好きです。
「随筆」も好きになりました。 -
落ち着いた語り口で淡々と綴られるエッセイ集。
森村さんは宮崎駿のアニメをひとつも観たことがないという。
その理由は、
「観る事によって培われる感受性があるとすれば、観ない事によって培われる感受性もまたあるだろうと確信するからである。」
膝を打って共感する。 -
女も女装する時代。
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今までの森村さんの著作とは少し違った雰囲気。「露地から見た物事を綴る」というスタンスで淡々と書かれた随筆。縁側で温かい緑茶をすすりながらというような穏やかな語り口のなかにも森村さんらしい鋭い視点がそこここに。表紙のナリキリ藤田もお見事。