- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104023110
作品紹介・あらすじ
その時、あなたならどうしますか?-最先端医療に直面した患者とその家族の決断。
感想・レビュー・書評
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ガン、生体移植、呼吸器、脳死…いのちに関わるさまざまな決断とその背景を取材に基づいてまとめたルポルタージュ。医師の視点、本人の視点、家族の視点それぞれにフォーカスされていて体系的に医療の実情を学ぶことができる一冊。個人的には、脳死になった息子の角膜を提供したものの、お礼がなく体を抉られたままの息子がまったく不憫で思わず後悔したって話が印象的だった。見返りを求めてしまうよね。そんだけのことをしたんだもん。ほんっとわかる。今でも誰かの未来を映し続けているものだとこればかりは信じるほかないし、息子さんはそれでもとても喜んでいるんだと自分達に言い聞かすしかないよね。考えさせられる話だった。
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[ 内容 ]
その時、あなたならどうしますか?―最先端医療に直面した患者とその家族の決断。
[ 目次 ]
弟がくれた姉の「未来」―臍帯血移植
不安の中で“母の幸福”―代理母
鍵盤の夢に託すもの―がんワクチン
水晶玉には頼らぬ人生―遺伝子診断
「私」決める小さな連鎖―ゲノム解読
夢の細胞先陣争い―ES細胞
鼓動再び人生再び―心臓移植1
保育器の中、六百八十グラムが育った―未熟児
兄の「青空」弟が支える―色素生乾皮症
母の愛知り恨み消えた―出生前診断1〔ほか〕
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
未熟児、遺伝子異常や、移植など、直面した家族側の話。各病気ごとのページ数が2〜3ページなので、あっと言う間に読めてしまうので、物足りなさを感じる。もう少し掘り下げて読みたいと思った。