- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104196012
作品紹介・あらすじ
"昭和史の隠された巨人"の人物像を、夫人である白洲正子ら多数の知人の証言でたどる。
感想・レビュー・書評
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理想の、というか 憧れる生き方ですね。
自由奔放でありながら 一目置かれ、
デスクワークはせず ご意見番・オピニオンリーダーとして
世の中から必要とされる・・・。
戦中・戦後の偉人達と対等に渡り合いながら
表に出ることなく己の人生を全うした男。
権威には吠え咬みつくが、困っているひとには面倒見のよい男。
頑固な半面、どこかユーモアのある人間。
白洲次郎の生き様を綴ったこの本を読んでると、
大空を見上げたように、なんだか視界が拡がるのです。
普段の仕事や生活の閉塞感も、ちっぽけなことさ、くよくよするなと思えます。
この本の出版にあたり、白洲次郎の没後、語録・伝記を残そうじゃないかと
集まった発起人・幹事がまた錚々たるメンバー。
発起人・麻生和子、堤清二、宮沢喜一ほか、幹事・豊田章一郎、盛田昭夫ほか。
奥様も奔放な方で、家庭的ではなかったようですが、
とにかく ため息が出るくらい かっこよく 気持ちの良い男ですな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クールというのはまさにこの人のためにある言葉ではなかろうか。かっこいい、という言葉より、クール(冷たいという意味ではなく)のほうがふさわしい気がする。
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関連本を読めば読むほど人間性に惹かれます。
ご存命だったら現在の政治に喝を入れてくれてたことでしょう。。。 -
白洲次郎のことが前から知りたくて、
何冊かあるなかで最初に選んだ本です。
語録の積み重ねだけじゃなく、
戦前戦中戦後の流れに沿った
時代背景が簡潔に見えて読みやすかったです。
もっと知りたいし、もっと他の本も
読んでみたくなりました。 -
H.20.10.10.IBF.840
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2008年1月ごろ。市立図書館で。
白洲次郎伝。
割と淡々と書かれている印象。現代語訳の「プリンシプルのない日本」を読んだ後だから、そう感じたのかも知れませんが。 -
この人は心底かっこいい。人物の魅力が十二分に本に出てるかはどうなんだろ。
7 Oct 2006 -
白洲夫妻をよく知る人物による評伝。