ゆっくりさよならをとなえる

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104412020

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  • (2002.12.02読了)( 2002.11.29拝借)
    (「BOOK」データベースより)
    春夏秋冬、いつでもどこでも本を読む。居酒屋のカウンターで雨蛙と遭遇したかと思えば、ふらりとでかけた川岸で釣り竿の番を頼まれもする。深呼吸のようにゆったりした、59篇のエッセイ。

    ☆川上弘美さんの本(既読)
    「いとしい」川上弘美著、幻冬舎文庫、2000.08.25
    「おめでとう」川上弘美著、新潮社、2000.11.20
    「椰子・椰子」川上弘美著、新潮文庫、2001.05.01
    「センセイの鞄」川上弘美著、平凡社、2001.06.25
    「神様」川上弘美著、中公文庫、2001.10.25
    「パレード」川上弘美著、平凡社、2002.05.05
    「龍宮」川上弘美著、文芸春秋、2002.06.30
    「溺レる」川上弘美著、文春文庫、2002.09.10

  • 川上さんは今一番ホットな女性作家だけど、エッセイは読んだことないというひとにはお勧めしたい本。文字・ことばにすごく独特のこだわりを持っている方。この本が日本語で読めるのはとても幸せ。

  • 蝶々が怖いってところにおおいに共感して大好きになった。
    なんだかだらだらと色んなことを考えて本を読んで生活している様子が身近に感じられるエッセイだ。
    紹介している本がどれも面白そう。手元においておきたいなー買おうかなー。

  • エッセイ集。

    “なにしろ小説を書くときには、なるべく直截な説明というものをしたくない。「悲しかったです」と書くかわりに、「空がとても青くて、ジェット機も飛んでいて、私はバナナパフェが食べたかった」などと書いてしまうのが、小説である(たぶん)。 ”

    って、いや何言ってんだ。でもなんかわかってしまう気がする。

  • エッセイ集。それぞれに時折、本の紹介が出てきます。さがして読んでみたいものです。読書サーフィンの一つ目の波として。

  • 2002年4月11日読了。

  • 「ゆっくりさよならをとなえる」というタイトルに惹かれて。
    中身もやっぱり惹かれた。

  • 川上さんの日常がゆっくり流れる

  • 2010/10/24 やっぱりこの人の文章好きだ。そしてよくふらりと呑みに行ってる。

  • 檀流クッキング
    骨董屋という仕事
    私的生活 田辺聖子

    今まで言ったさよならの中でいちばんしみじみしたさよならは
    どのさよならだったかを決める(決まったら心の中でゆっくりさよならをとなえる)

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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