- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104451012
感想・レビュー・書評
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戦禍の満州、日本ロシア中国の関係。どんな状況だったのかをまざまざと見せつけられた。
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昔読んだ本
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ドラマはみてましたが、そうとは知らずに購入。映画もあったそうですね。
主人公は波子だと思いますが、牡丹江保安局(簡単にいうとスパイ)の氷室を軸に読んでいました。それぞれの立場で、「幻の満州国」の希望と絶望を味わうのですが、国家とのはざ間で、「満州」にいや日本に翻弄されていた姿は印象的でした。
それが阿片にやられて、それを克服していく中にでてくるのですが、そこまで追い込まれないと自分を表現してはならなかった当時の状況が鮮明に伝わってきました。その意味では原作のほうがよかったですね。
また牡丹江に波子一家が着いた頃、まだ何もないところから繁栄(一時的にでも)していく姿は、満州=引揚げのイメージが強かったので、印象的でした。 -
えぐいけれど、事実こういう時代があったのだなあ...。妻の父上から頂いた1冊、ただこの表紙ではなかったのが残念。
主人公の女性がこどもたちに向かって言う「あなたたちは私自身...」というシーン、うまいことを言うと印象深いです。
映画になっていたのですね。常盤貴子。 -
壮絶なストーリー、で片付けていいのか分からないレベルで素晴らしいです。
戦争の中、一人一人がエゴに生きてる。
けれど、それに嫌悪感を感じられないくらい登場人物が魅力的。
小説は客観視するのが普通なのですが珍しいぐらいに氷室さんには共感するのが多かったです。
でも、個人的にはママさんに振り回されたいという願望がww最低でエゴな人って好きww -
2004年5月。
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一攫千金を目指し満州へ渡り
戦争の中を必死に生き抜く著者の母をモデルとした1冊
今もそうだけど、
戦争中もやはり女性は強かったんだなと
しみじみ思いました。