池波正太郎指南 食道楽の作法

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104453023

作品紹介・あらすじ

「今日という日が人生最後の日かもしれない。毎日、そう思って飯を食え、酒を飲め」亡師にそう教わった。男の食卓即ち一期一会-老書生「口福」考の一篇。

感想・レビュー・書評

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  • 池波正太郎さんの書生を10年間務めた佐藤隆介さんが師と敬う池波さんの食道楽を引用しながら時には教えられた(説教された)食に関する薀蓄や食べ方や食に対する考え方などなど、多岐にわたって書かれており非常に参考になるし、食べ物食べ方酒の飲み方などなど、食全般のお話をまとめられ佐藤隆介氏の思いなども含めて書かれた一冊。
    図書館で借りたけど、この本は買って持っておきたいと思った。

  •  とにかくお腹がすく。いくつか料理方法が掲載されているが、目分量なので同じものができるかどうかはわからない。やみくもに安い食材を買うのではなくもっと季節・旬に目を向けてその時期の気候や風とともに素材を楽しみたいと淡く思った。

  • 池波正太郎「食の作法」とは、確実な死に向かって、有限の時間を確実に減らして行く-それが人の一生。しかも、明日が最後の一日でないという保証はない。だから、今日という一日が大事なんだ。毎日そう思って飯を食え。そう思って酒を飲め。そうありたいですが、凡百の私にはとてもとても。でも少しは努力はしています。より美味しく、より楽しく、と。

  • 今までの著作は、「いかに池波正太郎の書生として学んだか」の面が強かった(それが、本の売りでもあったと思う)が、このエッセイでは、著者自身の食に対する姿勢や薀蓄が含まれていて、よかったと思う。「ごちそうさま」の意味は、知りませんでした。勉強になりました。

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