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- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104466016
作品紹介・あらすじ
禁煙にはドラマがあります。一見順調に見える禁煙であっても、小さな波はあります。その波に遭遇した時、禁煙とは、本人や周囲のみなさんの健康というメリットをはるかに越えた大きなものをもたらすドラマになります。死んでもタバコはやめたくない!タバコを吸ってなぜ悪い!とお考えのあなたへ。そろそろやめようかな、やめられるかな、と迷っているあなたへ。
感想・レビュー・書評
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日本で最初の「禁煙外来」を開設された高橋医学博士によるエッセイ。禁煙外来といういうことでさぞ厳しい先生かと思いきや、「はじめに」を読んで、その優しさに衝撃を受けた。禁煙どころか、キセルをこよなく愛したおじいちゃまとの思い出が綴られていたからだ。そして、ご自身のお仕事に使命と誇りを持ち「禁煙にはドラマがあります」と、一人一人の患者さんと真摯に向き合ってこられている姿にただただ感動した。本編では関西弁の会話がそのまま紹介されており人物像がリアルに浮き出てくる。医者が患者を治すというスタンスではなく、「人間はすばらしい」と言い切って患者さんと向き合われている先生の姿に敬意を表したい。初めて何かを成し遂げる人には力がある。そして、必ずそこに「思い」がある。このエッセイを通して人生を輝かせることの素晴らしさを知ることができた。
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(2003/9/11(木))
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