早稲田ラグビー 再生プロジェクト

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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104600014

感想・レビュー・書評

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  • …選手の努力の積み重ねをたたえながらも「ただお互い、高いレベルで競い合った結果なら、歴史に残る名監督と喜びもするが、年々観客数が減る早明戦では困る。4年間、同じことを繰り返していると思う」。そして「すごく残念ですね」とも言った。…(nikkansports.com)

    大学ラグビー「対抗戦」で、早稲田大学が明治大学をノートライに抑え、5年連続全勝優勝。上に引用したのは、昨日行われたその試合後の、監督・清宮克幸氏の弁である。

    折しも、この本を読んでいる最中だったのである。この本なまらおもしれー。

    この隆盛期の前、早稲田大ラグビー部は低迷していた。対抗戦優勝はおろか、大学選手権にも進めなかったりした。

    その低迷期に乞われて監督に就任したのが清宮氏。
    早大の復権だけでなく、ラグビーの振興を期しての船出だった。

    賛否はありつつ、旧弊な伝統は廃し(いいものはもちろん残し)、科学的な戦術とトレーニングを導入し、施設を更新し、スポーツメーカーとパートナーシップを結んだ。

    そして迎えたこの絶頂。
    しかしインタビューの壇上で出た言葉は「残念」なのである…。

    勝負、その割り切れぬもの。だからスポーツは面白いんだよね。

  • 【114】
    2013.6.30読了

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著者プロフィール

松瀬学(まつせ・まなぶ)長崎県生まれ。福岡・修猷館高校、早稲田大学ではラグビー部に所属。ポジションはNO8、プロップ。83年、共同通信社に入社。96年から4年間、米NY支局勤務。02年に同社退社後、フリーランスのスポーツ・ジャーナリストに。日本文藝家協会会員。元RWC組織委員会広報戦略長、現・日本体育大学教授、ラグビー部部長。著書は『汚れた金メダルー中国ドーピング疑惑を追う』『ノーサイドに乾杯!』『ONE TEAMのスクラムー日本代表はどう強くなったのか?』『東京五輪とジャーナリズム(共著)』など多数。モットーが「感謝」。

「2024年 『まっちゃん部長わくわく日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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