軍隊なき占領: ウォール街が戦後を演出した

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105343019

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる”逆コース”が、政府ではなく、アメリカの財界の一部のグループの思惑によって、用意周到にしむけられた結果であるということ。
    そしてアメリカ側のグループがAJCであり、その日本の手先となったのが岸信介である。

    日本、日本を占領していたアメリカを中心とする連合国が一部民間人によって支配されていたということ。

    もっと、革新的で、衝撃的な事実が書かれているのかと思ったが、日本の政治の体質を見慣れた者にとってみれば、利益誘導のための贈収賄と大して変わらない気がする。

  • 戦後の日本の歴史は、GHQとの関係抜きには語れないが、それとは別の視点、つまり、アメリカ対日協議会なる機関が、米国国際資本の利益のため影で暗躍したことについては、あまり紹介されてこなかった。

    ハリー・カーンという人物を中心に、今まで闇であった部分に光をあて、出来る限り正確な情報を下に書かれた著作である。

    アメリカの大統領もアメリカ対日協議会を操った、「外交問題評議会」なる組織が決定するとか、とにかく、国際資本組織の力や恐るべしと思わされた著作でもあった。

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